仏教の言葉、慈悲を解説する記事を読んだ。慈悲の語は仏は、仏教の説く慈と悲の合成語であるようだ。それをさらに与楽、抜苦として、その悲にあるとらえ方が仏教の考え方だという。慈はマイトリー、悲はカルナーの訳で、人に楽を与えることと、人から苦を取り去ることとが、与楽抜苦である。インド思想に共通するそうだ。ヒンズー教の聖典、バガバッドギーター、また、ヨガのヨガスートラに、徳目としてこの2語を挙げているそうである。ラーダクリシュナンは聖典の英訳で、マイトリーを fri
endly、カルナーを compassionate としているようである。与楽を慈悲の慈とし、抜苦を慈悲の悲としてみると、慈のほうが積極的、悲のほうは消極的と見えるであろうが、仏教の考え方では、悲願というように悲に重きがあるとする。仏教と慈悲について、定方晟まことさんの解説である。中日新聞記事、タイトルは、仏教と悲 世楽の「慈」は脇役 抜苦の「悲」が思想の核心 2013年11月23日文化面、15面にある。 . . . 本文を読む
条件表現は条件形として取り上げられるようになったものであろう。条件形は、日本語学習で、～ば となる語形変化である。食べます 食べれば 飲みます 飲めば 見ます 見れば のように、変化形をとらえた言い方で、もしパンを食べれば もし水を飲めば もし彼女を見れば などと、その用法を知る。もし ～ば というふうに覚えることで、それは仮定条件とするので、いまのような単純な意味内容でないほうがわかりよくなる。したがって、もし夢を食べれば もし石を飲めば もしお化けを見れば などの現実に起こりえない用法が前件となって、その帰結を後件の文にすることになる。～たら ～なら については、日常語でよく使うことになる、食べたら 食べるなら という例文を考えて、おなかがいっぱいになる というような、わかりよい例を挙げていく。パンを食べたら、おなかかがいっぱいになった パンを食べるなら、おなかがいっぱいになる というふうに、日常の中ではふつうに起こる条件を考えるのは、とくに仮定強い意味をあらわさないからである。 . . . 本文を読む
5000万円徳田議員から 猪瀬氏「個人の借入金」 中日新聞20131123トップ記事見出しである。東京知事選前の徳洲会による選挙違反事件で巨額の資金提供あがあったかと、現知事への疑惑だ。公職選挙法違反そのものは徳洲会グループの衆院選における運動員への徳田毅議員の違法な支払いによる摘発だ。それが尾を引いたかたちで不明朗な資金の受け渡しが明るみに出て、担保、利子なしで手渡しによるというから、何のための現金授受だったのか。東京五輪を推進してきた人だけにこの金にまつわるやり方があれば2020年までの指揮が危うい。トップ記事、横の見出しには、原発も秘密「廃案に」 名古屋で市民訴え と、毎週金曜日デモの記事だ。そのデモで秘密法案反対が叫ばれた。 . . . 本文を読む