語の意味とはその語が使われる文章においてどのような情報を持つか、説明記述することでとらえられるものである。文章は文脈に支えられ、場面によって実現することがある。文章と文脈はその言語資料によって個別に決まってくる。そのように文章で使われた語の意味は、その語の持つ意味内容としてとらえられ、また、語義はその語の定まった意義を記そうとする。それはときに、用語の定義として述べられる。その語の意味を日本語では漢字に捉えようとした。漢字は文字であるが、その文字を言葉として理解するので、その語を漢字で表すとどうなるかという作業を、古来、わたしたちの祖先は行ってきた。それは、詞を知るという伝統で脈々と受け継がれてきている。18世紀以降は漢語を国語としてそこに外国語を学ぶということがあったので、19世紀半ばになって漢語と英語という対比構造ができつつある。カタカナ語の増加である。 . . . 本文を読む
BS放送、11月7日夜9時より。アルゴ ARGOは、1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材とした、ベン・アフレック監督、主演による2012年のアメリカ合衆国の映画、第85回アカデミー賞作品賞受賞作品である。イラン革命真っ最中の1979年、イスラム過激派グループがテヘランのアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。だが占拠される直前、6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、カナダ大使公邸に匿われる。CIA工作本部技術部のトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出する。以上は、ウイキペディアより。不思議な映画だった、実話を背景にした映像制作だからだろう。みていて、ちょっとおかしいなと思ったところは、やはり映像のためであったようだ。とくにラストシーンにはドタバタ劇話の趣で、その実見る方はハラハラしているのだけれど、そこまで持ち込んできた映像展開の素晴らしさがある。 . . . 本文を読む
花の宴の巻については、南殿の桜の宴と出てはくるが、、それを、須磨、乙女、薄雲の巻にそれぞれ花の宴としているので、そう呼ぶようになった。
巻の終わりになる夢の浮橋の名称も夢は多く見えても、巻名のことばそのものを、物語の中からは見いだせない。
このように巻の名前については、それぞれの趣によってことなる。
また、桐壷について一名をあげたように異名としての名前もある。
この異名を見ていくと、巻の成立にかかわるようでもあり、一方で異名としてだけ伝えられたことのようでもある。
かがやく日の宮はそれだけで、巻が存在していたかどうかという説もあり、名称が作られた経過は、巻につけられた言葉と物語にゆかりがあるだけに興味深い。 . . . 本文を読む