現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

265 効率的に悪くない

2013-11-20 | 日本語新百科
日本語「誤」百科 896 効率的には悪くない を例題にしている。コラムの解説は、効率 効率的 この違いを解説して、効率が良い 効率が悪い と言えるが、効率的に悪い とは言えないとしている。それは、効率的 というのは、よい意味内容を持ち、悪いと言う表現では整合性が取れないと説明するからだが、はたして、どうか。辞書の説明を見ていくと、効率的とは効率が良いという意味内容を比率で取り上げて無駄がないと言っているだけであるので、ただ良いとか悪いとか言っているのではない。それは効率という語に説明されるところであるから、その意味内容によってとらえるべきである。効率的に良いと言い得るかどうかであるが、これは表現として成り立つとするなら、このコラムの議論をもう一度よく注意しなければならない。このコラムの解説が、よく行っている方法で、見出しの網にかかっているのは、効率的には悪い方法 という部分で、見ようによっては、この表現の網掛けのところだけで議論を展開しているので、その内容がその上での議論だけに見えることである。これは論理の立て方の落とし穴に近く、コラムが言っているのは、効率的に悪い について云々するので、その前後の文、文脈、場面などを考慮しないことのようである、このことはコラムの見出しにおいて、この例題の、効率的には悪い方法ではない とある、つまり、効率的に悪くない と表現しているのを、読み取っていないことである。だから、作られた表現、議論のためだけの論理作り、ひいていえば、この見出しを全体で読む読者には何ら悪い表現、日本語の誤った言い方ではないのに、これを読んでしまって、このコラムの例題が悪い位表現であると思い込んでしまう結果になることである。これはコラムの編集にも文章に対する責任があることであるから、よくよく対処をして記事を作り上げていかないと、詭弁をゆるす余地を作り続けて、新聞記事とはそういうものだと思わせてしまうことである。 . . . 本文を読む

語彙史研究

2013-11-20 | 語と語彙
語彙論に語彙史の分野がある。語彙というわけであるから、語彙史なのだろう。しかしこの語をよくとらえてみると、語彙の歴史であるから、日本語の歴史とか、若者言葉の歴史であるとか、そのような内容だろうかと想像する。この語彙史があつかっているのは実は、語誌である。語史とも書いたと思われるが、語の意味の変遷が議論の多くを占めるようであるのでその語の歴史的なとらえ方であることには変わりない。語彙史と言われて何を連想するか、それは語の発生また由来、語の意味内容についての用例、そこに生じている意味の議論である。国語語彙史研究会というのがあって、そこで尽くされている議論の詳細は、研究論集が発行されていて、それによるとわかりよい。語彙史に語彙という語の歴史的研究があれば詳しくするところだろうか。最新研究情報では次の話題が見える。つまるところ、国語義の歴史的研究であったものを、語に関する資料、語史、語彙を扱った辞書など、その内容が見える。 . . . 本文を読む

条件表現 度合い

2013-11-20 | 日本語百科
条件表現を、と たら ば なら の順にするのは、積極的にいえば、その条件が一般、恒常、順接 逆接、そして仮定となるかどうかによる。さらに確定もある。したがって、さきの順を、次のように、と ば たら なら という順にすると、一般、仮定、恒常、仮想とでも言いうる順になってその度合いが極端からとらえているようなことだと考えることになる。広く条件表現を見れば、譲歩というように、ほかにもあるので、その捉えかたにはさまざまあってよい。さきの順も、なると なったら なれば なるなら という動詞ととの表現で、すると したら すれば するなら あるいはまた次のように、あると あったら あれば あるなら というような段階を考えるからである。そのどれに一般があり、恒常となり、仮定が意味内容であるか、仮想を含めてしまうと、その概念をとらえるのは表現上の、文脈や場面によることは日本語の常である。古代では反実仮想という表現法があったので、それを取り出してきて日本語の条件法を説明を加えるなどしたりする。 . . . 本文を読む

秘密法案の略称は、特秘法案とでも

2013-11-20 | きょうのニューストピック
第三者機関設置を検討 秘密法案 与党、期間60年提示 中日新聞20131120トップ記事見出しである。リードを引用すると、自民、公明の与党と日本維新の会は十九日夜、国家機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案の修正協議を再開し、特定秘密の指定を点検する第三者機関の「設置検討」で一致した、とあるものの、60年がなんだろうか。記事を見ると、与党が協議の中で指定期間について60年を超えることができないと提案したことを指している。与党の法案根幹は変わらず、国民の知る権利を制約すると、中日か書いている。これは、修正案 懸念解消遠く という3面の見出しに続く。 . . . 本文を読む