現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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日本語史を考える

2013-09-17 | 日本語どうなるの?
日本語史を考える。国語史がある。ともに歴史であるので歴史記述をするためには視点がある。いわゆる史観である。言語の歴史にふさわしい史観とはどのようなものか。言語が地域にあるとするならその地域の規定が必要であろう。日本語とはどこで話されている言語か。国語はどの地域で使われているか。そもそも日本という地域はどこか。国というのはどこか。民族と言語にかかわる。日本語の歴史記述にその言語が話されている地域を特定して言語の現象を求めることになる。その視点をもてば国語は地域語また地方語にすぎない。国語史が国をどうとらえたかが議論されない。国家語としてとらえるならば国家の成立とかかわる。その説明を日本語に当てはめるとどうであるか。日本国とは、日本民族とは、日本地域とは、その歴史に見える日本語はどのような言語か。 . . . 本文を読む

さようなら  挨拶

2013-09-17 | 日本語百科
さよう は、然様 左様 を宛てる。さようなら は、さようならば が変化した語と説明する。別れの挨拶に用いる語として、さやうなら、ごきげんよう あるいは、はい さようなら と言う用法が見える。日本国語大辞典の語誌に、さようなら の用法が近世中期以降になって使用頻度が高くなると解説がある。それまでは、さらば と言う挨拶があった。後撰、951~953頃、離別・一三四一、さらばよと別れし時にいはませば我も涙におぼほれなまし〈伊勢〉 さらば の語誌には、  >中世後期では「さらばさらば」と重ねた言い方が多く見え、さらに近世中期には「さらばの鳥」のような名詞的用法が生じ、打ち解けた間柄で用いる町人言葉「おさらば」もあらわれた。近世後期になると「さようならば」から生じた「さようなら」が一般化したが、近代以降は文語的な表現として「さらば」が用いられている。 . . . 本文を読む

日本語の音声と音韻12

2013-09-17 | 現代日本語百科
アクセントは超分節的特徴とよばれ、かぶせ音素とよばれることもある。分節的特徴を持つ語に、語の中で相対的に働く高さを指しているので、音素にかぶせるようになる。日本語は高低アクセントまたは高さアクセント pitch accent、musical accent と言われる。中国語、タイ語などもそうであるが、中国は声調アクセントという。東京アクセントの地理的分布は広く、近畿アクセントがこれに次ぐ。ほかに九州の南西部に、多拍語まで2種の型をもつ二型アクセント地域があり、九州中央部と、東北地方の南東部および関東の北東部に、アクセントが意味の区別に役だたない無型アクセント(いわゆる一型アクセント)地域がある。近畿アクセントは、古文献により、1000年近い昔のそれが推定できる。独立行政法人 国立国語研究所:解説:アクセントの平板化 www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/kokken_mado/09/04/‎ 最近,若い人を中心に「彼氏」「美人」などの言葉が,昔とは違って平らなアクセントで発音される傾向が見られます。これはどういうことなのでしょうか。アクセントとは何かということも含めて,順に見ていくことにしましょう。 . . . 本文を読む

むなし十七

2013-09-17 | 本を読みます
2011年9月17日 土曜日 6日目  夜が明けた。  6時までは消灯の時間だ。  フロアをふたまわりして、体を動かしてみる。  よく眠った  4時48分に時刻を確かめたから、昨夜の10時半過ぎからすると、6時間は眠った。  痛いので目が覚めるのは、ご免だとばかりに、昨夜は座薬を使ったから、効果はたちどころに顕れた。ベッドに埋まってしまったかのように、すべてがぐったりとして、手足を動かすのも、こん . . . 本文を読む

寄生虫病  古典に見る病名史13

2013-09-17 | 病名のことば
倭名類聚抄で、蛔虫かいちゅう または、寸白すばく と記す。通称、あくた である。寸白は白虫で、条虫である。平安時代の王朝文学に寸白が登場する。今昔物語集に寸白女の話が出てくる。また、平安時代には、からだが腫れることを、寸白と言ったようだ。婦人病の総称について、寸白と言った。室町時代になると、腹痛や腰の病はすべて虫のせいにしたと、病が語る日本史では述べている。 虫腹症などの記事があり、虫くだしの薬が登場する。    時代が下がって、日本住血吸虫、つつが虫病、について述べている。 . . . 本文を読む

心  私説 源氏語り17

2013-09-17 | 源氏語り
このことの意味を知っている、女房の中にもいるだろう。その人と知らないでいる者こそ愚かなことだとみる人々もいるだろう。 心穏やかにはお思いにならないけれど、自分のとがであるだろうことは、いたしかたない。女房のためにはかわいそうだが、などとお思いになり、顔色にもお出しにならない。たいそう無邪気に何かを言ってお笑いになる赤子の口つきが見るからにかわいらしく、この意味を知らない人はどう思うだろう。やはりよくにかよっているものだとご覧になる。 . . . 本文を読む

命を守る行動

2013-09-17 | 日記
台風が去った。空気を洗ったかのように晴れた。昔は、つむじ風といった。颶風と書いた。それが、おおかぜ、大風になり、なぜか颱風と書いた。それを漢字制限で、台風としている。その台風は台風のことである。 数十年に一度の大雨、特別大雨警報出た京都北部の地域を襲った水害は、一夜明けて水が引き始めた。これまでに経験したことのないという、経験をしてしまうと、さらにまた経験したことのない事実をとらえることになる。 >大型の台風18号の影響で、これまでに経験したことのないような大雨になっているとして、気象庁は16日午前5時5分、滋賀、京都、福井の3府県に「特別警報」を発表。    気象庁が2012年に運用を開始した、見出しのみの短文で伝える気象情報、2012年7月に大分・熊本周辺を襲った記録的大雨に対して発令されてから2013年になって、特別警報になった。特別警報は、その地域で50年に1度の水準になる地点が50か所以上あること、という目安があるそうだ。地域によって観測のしかたが条件的に違うところもあるだろうから、その予測による発表は難しそうだ。たたちに命を守る行動をとるというのは、わかりよいかもしれない。 . . . 本文を読む

最後まで努力せずにおれない生活

2013-09-17 | わくわく
言葉で迷い、言葉で傷つき、言葉で目覚める――宮城しずか  中日新聞こらむ、今週の言葉より。 >2005年10月、最後となったご法話の中で、師は「法が私を生かし、私を歩ませてくださる。そういう法にどうぞ出遇ってほしい、目覚めてほしい。そういう叫びを生涯をあげて残してくださっておる。それが宗祖親鸞聖人と呼びうる所以でないか。」と、語っている。 本書は、2011年にお迎えした宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の記念Ⅱとして、金沢教区順教寺公開仏教講座において、宮城師(真宗大谷派本福寺前住職、九州大谷短期大学名誉教授)からご法話いただいたものを一冊にまとめたもの。咲て清浄、散りて清浄、出版広告。 . . . 本文を読む