東に本大震災によるフクシマ原発事故は未だに復旧のめどが立っていません。
原発廃止を政策に上げる政党や存続を主張する政党、いずれも選挙での票集めに軸足が向くという情けない日本の政治です。
愛媛県にある伊方原子力発電所３号機について広島高等裁判所は、地震や火山の噴火によって住民の生命や身体に具体的な危険があるとして、運転を認めない仮処分の決定を出しました。
原告側は「勝訴」を表示しました。
それに対して賛否両方の意見が出ていますが、原発が存在する地元の皆さんの意見を集めたのが次のものです。
① 民宿業者「定検が明けると（再稼働）できると思っていたので差し止めは大変なショッ ク。行政も我々商工業者も経済的に冷え込んでくると感じる」
②柑きつ農家「福島の現状を見ると、もしあのような事故があった場合、誰も責任を取っていない、帰れない。（差し止めは）妥当じゃないか。できることならずっと止めてもらいたい」
③別の柑きつ農家「できたものは安全にやってもらうのが一番だと思う。地元採用の人もいるし、これからさらに厳しい基準にして動かしたらいい」
これらの意見の根底にあるのは「政治の貧困」と見えます。
でも、次なる原発事故に「あんた責任とれますか？」
「責任は全て私にあります」と格好良い言葉を並べながら、責任などどこ吹く風の安倍総理にはイヤ気が指します
