升井紘 浮沼亭日記

新型コロナも土砂災害も飛んで行け!

廃線通告!「はい、分かりました」

2016年09月19日 06時05分04秒 | 日記

広島ブログ

昨夜のカープは見事にぶっ飛ばされました。延長13塁のロペスに対するベンチの失敗だと思います。むしゃくしゃしましたがそれは仕方のないことで、その後の「渡る世間は鬼ばかり」を呆けて見て夜がふけました。

先にJR西は三江線の前線廃業を沿線自治体に伝え、国土交通省に廃止届けを提出しています。「民営企業だから営利が得られなければ廃線やむなし」ということのようです。

この路線を開業したのは国(日本国有鉄道)で、それは国民の税金で賄われました。それを民営化という国の勝手な決定で手放したわけです。もとよりこの路線は大量輸送のために造られた物ではありません。権力者の票稼ぎが主な動機だと思います。三江線は開業以来黒字決算されたことは一度もないのではないでしょうか。

全国の新幹線には膨大な資金をつぎ込み、その利潤は膨大なものがあると思われます。その利潤で赤字路線を存続させる責務があると思います。民営化の約束事には不採算路線の維持も盛り込まれたはずなのに・・・

そして、廃線通告された沿線自治体は、申し合わせたようにそれをあっという間に飲み込み、住民に「JR西が廃線を通告してきました。やむを得ません」と、メッセンジャヤーに徹しています。

官民が協力して取り組んだポーズは、JRのままでの利用促進策だけで、それ以外の策は講じませんでした。住民も「お願い、お願い、残して、残して」だけで、新たなアイディアを本気で出すには消極的だったように見えます。

一部住民の憤りも、自治体や多くの人の「現実論受け止め」には抗しきれません。沿線各自治体は「ヤルだけのことはやった」と、さぞや胸をなで下ろしているに違いありません。

錦川清流線や各地の三セクのように、官民一体で存続、黒字転換のパワーは三江線の沿線住民には存在しないのでしょうか。

 

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