哲ノート

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三遊亭金馬襲名披露興行 -浅草演芸ホール十月中席-

2020-10-20 22:42:45 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月の寄席はひさびさ「浅草演芸ホール」から

「浅草」は普段の興行なら他の寄席にはない「観光スポット」として団体客が入るケースがあり、“その時”は盛況なのですが

如何せん「観光目的」の寄席見物なんで時間が来ると強制的に「途中退席」しちゃうんだよね。

これって演者に失礼ってもんだと思うんだよ。(興行的には仕方ないかもしれないが)

そんな光景を見るのがイヤで、「浅草」は敬遠していたんだけども、このたびの「コロナ騒動」でどうやらその観光団体客がいなくなり、“失礼な退席”が無くなったもんだから

たまには「浅草」に行ってみるか・・・で、しかも中席は「金馬襲名披露」とのことで、その披露口上立ち合いもさることながら、演者も揃うんで普段と違った寄席の雰囲気が楽しめます。

   

開口一番は「たらちね」から「堀之内」「紙入れ」「子ほめ」「たぬきの札」「新聞記事」「ざる屋」「眼鏡屋」「目黒のさんま」

披露口上をはさんで「宗論」「権助魚」「かぼちゃ屋」ときて、五代目金馬師匠は「唖の釣り」

披露興行としての演目としてはちょっと“地味”な演目かなぁ・・・なんて思っちゃいましたが、「金馬」という大名跡をこれからしょっていかなければならないわけで

得意な演目や個性をどんどん前面に出していかなきゃいけない重責が課されるんですよね。さらなる「芸の広がり」に期待したいものです。

コメント
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