狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

演出力?

2006-04-11 14:02:47 | 怒ブログ

「小泉首相と笑顔で握手する民主党の小沢代表(左)=10日午後、国会内で、荒井聡撮影」
これが今朝「朝日新聞」第一面の大きなカラー写真である。

その下に『対中外交、主体的に
  民主・小沢新代表が意向』の見出しで次のような記事が続く。

>民主党の小沢一郎代表は10日、日本の外交政策をめぐり、中国と米国について「覇権主義なところがあり、似たようなものだ」と指摘したうえで、
「米国だけでは(中国だけの対処を)やりきれない。日本がしっかりしないといけない」と語った。中国との首脳会談が途絶えている小泉政権の外交姿勢を批判し、対中外交を主体的に進める必要があるとの認識を示したものだ。朝日新聞のインタービューに答えた。

>「意外に聞えるかも知れないが、握手は相互の不信から生まれた習慣である」という説がある。「昔の人びとは、見知らぬ人間に接するとき、いつでも戦えるように油断なく身構えて相手のまわりを回り、腰をおろして話し合いに入る前に、相手の手をつかんで武器を持っていないことを確かめたものである」(W・ソーレル『人間の手の物語』筑摩書房)。

これは数日前の朝日新聞コラム「天声人語」の1節である。