狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

新年度決意

2006-04-02 22:05:55 | 怒ブログ
 
四月が年度変わりになるのは、どうした理由によるのが、ボクには分からないけれど、役所は勿論、民間の会社でも、4月1日を期して、新年度で始まるところが多いようだ。むしろ常識である。

それゆえ「April fool」なのだろうか。ヘンなことを言っても許されるのだ!と僕は信じて納得している。

小生も年度代わりを期して「狸便乱亭ノート」の添え書きを変更した。
漢籍に詳しいわけではないが、聖書の聖句よりは格好が良いと思うからだ。
解説を付して、4月も無欠席で精進したいと思っている。

引用は「中華飲酒詩選」青木正児 筑摩叢書による。

 待酒不至  酒を待てど買うて戻らず

(1)玉壷繋青絲、沽酒来何遅。山花向我笑、正好銜盃時。
(2)晩酌東牎下、流鶯複在玆。春風與酔客、今日乃相宜。

【訓読】
玉の徳利を青い絲で吊るして
酒買いに遣ったが、なかなか戻ってこない。
山の花はわれに向かって咲いていて
ちょうど1杯やるに好い時節なのに。』

東の窓際で晩酌すれば
飛び廻って鳴く鶯も此処に居る。
春風と酔客とは
今日こそ、ぴったり馬が合うのだ』