2002年10月1日に、東京都千代田区が、路上喫煙禁止条例を施行したのを皮切りに、その輪はどんどん日本全土の自治体に広まり、最近では今まで全く禁煙とは無関係だった田舎でさえ、堂々と煙草を吸える場所が少なくなってしまった。お陰で、喫煙者はいつの間にか、煙草嫌いの人々に、犯罪者のような目で見られるようになり、高額納税者でありながらも、誠に肩身の狭い思いを強いられている。ただ禁止禁止も結構であるが、せめてところどころに分かりやすい喫煙場所を設けてくれればいいのだが、銀座などはほとんど喫煙場所がないし、あってもどこにあるのかが全く分からない。
喫煙者いじめもここまで徹底していると、もう煙草を吸うのをやめたくなるのだが、それが自治体の狙いなのだろうか。それならいっそのこと煙草の販売を禁止すればいいと思うのだが、税金収入という美味しい汁だけは手放したくないのだろう。そもそも路上禁煙運動が始ったのは、銀座の路上で歩き煙草をしている人がいて、その煙草の火が子供の目を直撃して、失明させてしまったということが原因だと言う。確かに歩き煙草や混雑している場所での喫煙などには私も大反対なのだが、もうすでに嫌煙家たちは、どこで吸おうが煙草そのものが憎くて憎くて仕様がないというレベルに達してしまっているので、喫煙者が何を言おうと無駄な状況になってしまった。
私はここ10年間で少しずつ喫煙量を減らし、現在煙草は1日に2~3本しか吸わない。それでも一応喫煙者であることには変りない。だから自治体をはじめとする行き過ぎた嫌煙運動と、喫煙インフラの未整備・・・というより撤去しているような現状は苦々しいと感じている。だが喫煙者から見ても嫌になるような喫煙者を時々見かけるにつれ、こんな人たちがいる限りは、喫煙者全員が嫌われ者になってしまうのだなと失望するようになった。敵は嫌煙者なのではなく、マナーの悪い喫煙者なのかもしれないと考えるようになった。私が感じたマナーの悪い喫煙者とは、次に挙げるような喫煙者である。
●車の中で煙草を吸う人、ましてや火のついた吸殻を、車窓から投げ捨てる人は最悪。
●混雑していようがいまいが、路上で歩き煙草をしている人。
●携帯用の灰皿を持たずに、灰や吸殻を地面にポイ捨てしている人。
●喫煙所で煙草を吸っているのに、灰皿から離れた場所で吸い、散々灰を撒き散らしている人。これはなぜか若い人に多いようである。
●喫煙所に子供を連れて来て煙草を吸っている人。少なくとも子供と一緒のときは、煙草なんて吸うべきではないと思うのだが・・・。
●風が強い日に、マンションのベランダで煙草を吸っている人。火事になったらとは、考えないのだろうか。
とにかくこうした人たちがいる限りは、喫煙者は永遠に犯罪者扱いされてしまうのだろうな・・・。そう思いながらも、僅か1日2~3本の煙草がやめられないんだね。
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