車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

アジアパラ競技大会 終了

2018年10月14日 12時21分55秒 | 日記
アジアパラ競技大会の全日程が終わりました。

個人戦はベスト8。

団体戦は思いのほか少ないエントリーで、僕のクラスは5チームでのリーグ戦となり、残念ながら4位でメダルの獲得には至りませんでした。

ものすごく悔しいです。

この場でこういう事を言うのは不適切かもしれませんが、敢えて正直に言わせていただくと、同じクラスはもちろん、他の選手の表彰式を見ていると、より悔しさが込み上げてきます。

通常のオープン戦もそうですが、こういう大きな大会は尚のことで、メダル獲得の有無がものすごい差を生み、自分の存在価値を否定されるような、そんな気持ちにも陥りますし、より大きな大会であるが故に、その悔しさ、情けなさ、不甲斐なさ、後悔の念などもより大きなもので、その場を逃げ出したくもなれば、耐えてその場にいても、今の自分の笑顔も嘘っぽいものだろうなぁと思ったりもするものです。

とにかく悔しい。

悔しいですが、これが今の僕の実力。

今大会を通しては、反省点は明確で、でもそれを克服するのは自分以外の何者でもないと痛感。

誰かの指導を得るからどうにかなるなんてものではない。

ヒントを得られても、答えは自分で見出すしかない。

そう思い知らされた感があります。

今までコーチをはじめ、アドバイスしてくださる方々の存在に僕は甘えていたのだと思い知らされました。

だから、自分の頭を働かせる時間が少なかった。

その能力が養われていない。足りていない。

言われることをやっているだけ。

正直、自分自身薄々と感じてはいました。

でも今回はそれを目の当たりにした。思い知らされた。

そんな甘い世界じゃない。

スポーツは勝負の世界。

勝つか負けるか。

サバイバルで生き抜いていくだけの力が、能力が無いのだよ、おぼっちゃん(笑)

そう言われて笑われたような、そういう現実を突きつけられた感があります。

そういう視点でメダリストたちを見ると、彼らには見た目のフィジカルや凄いプレーを超えて、どこか凛とした気高さや強さ、それこそ大きく纏ったオーラがあって、人としてではなく人間という動物としての感覚的な、それこそ本能で?、「あぁこの人は強い!」と思わされるものだし、やっぱりそうだよなと思えるものを身につけているものです。

じゃぁそれはどこで手に入れる?

誰かから与えてもらえる?

いやいや、そうじゃない。

自分に足りないその「パーツ」、これはどこかにあるものを探し求めるのではなく、自分自身で作り上げるもの、磨き上げるものだと、ようやく、本当にようやく理解できました。

多分それは、形は様々でも、みんな誰にでも、生まれた時から持っているもので、それを努力とか日常生活での意識を含め、常日頃からの積み重ねや磨き上げでより大きくなって、輝きを増していくものなのでしょう。

サウイフモノニ ワタシハナリタイ。



技術的な課題もまだまだ沢山あります。

これまで見てきたものをまた違った角度から見ることもできたし、反省点も自分自身より客観的に見れている、理解できている点では、自身の成長は実感できるものでしたし、この後への自信にもなるものでした。



今回は他競技の選手たちとも交流でき、それこそ尊敬する「パラ・アスリート」達に直接様々なお話も伺えて、また、話をせずともその背中を見て感じるもの、得るものもありました。

そういう方々と同じ舞台に立てた事を心の励みとし、でもそれに甘んじることなく、逆に僕がそう思われるような人間になれるよう、まずは結果をしっかりと出せるプレーヤーになる為の活動を行うよう、より自分に厳しく取り組んでいこうと思います。

この悔しさは忘れない。

みてろよ、自分!

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