車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

皇居ラン 2019

2019年01月14日 23時29分44秒 | 日記
大手町のジムでフィジカル・トレーニングの講義があったので、その後に皇居を1周してきた。

一年に一度は皇居を走るようにしている。

なぜ?

うん、単なる思い付き(笑)

でも、卓球を始める前から「車椅子で皇居を走る」というのを目標にしていた。

その当時、勤務地が丸の内というのもあったからだと思う。



それで、卓球を始めてから、ダイエットにも成功し、フィジカルにもある程度自信が持てたところでチャレンジし、それ以来毎年必ず走るようにしている。

1周約5km、1/3が上り、1/3が下り、残る1/3がフラットなコース。

自分をチェックする為に走るような感じ。

幅の限られた歩道で、歩行者も少なくないし、走るランナーやジョガーには後ろから追い抜かれるから、前だけでなく後ろも常に意識していなければならない。

また、車椅子であるがゆえに、足元(路面)も絶えず意識していなければならない。

というのは、わずかな段差で躓いて、前に転倒などということも大いにあり得るから。

歩道に上がる段差、木の根が押し上げたアスファルト、点字ブロックや路面の継ぎ目やくぼみにもタイヤを取られたりするので、そういう個所も見落とさないようにしなければならない。

さらには、前後ではなく左右の路面の傾斜にも注意が必要で、その傾斜で車椅子の向きが変わってしまうし、方向の修正には減速が生じてしまう。

そういった場合、後方から追い抜きをかけるランナーの迷惑になりかねないし、急な減速や進路変更などは他のランナーの迷惑や危険行為にもなるので、後方確認をしつつ、タイミングを見ての減速やライン取りが必要になる。

また、歩行者を追い抜く際にも同様で、後方確認と路面の確認をし、タイミングを見極めたうえで、上り坂でもその時は猛ダッシュで追い抜く。



そんな感じだから、ただ体力があればというだけでなく、ある程度のチェアスキル(車椅子操作)も必要不可欠になる。



だからこそ、自分を確認するのに都合がいい。

それがちゃんと出来ているか、その時そう出来る力があるか。

以前と比べてどうか。

だから、毎年一度は走るようにしている。



今年は、軽めとはいえフィジカルトレーニング後のランニング。

腕立て60回やダンベルやチューブでのトレーニングもいくつかやった後だった。

でも、その疲労感は全くなかったし、走り始めも軽やかに感じた。

去年よりもより軽やかだったし、特に上り坂も余裕をもって登れた。



僕はジョギング・ペースは嫌いなので、走るときは自然とほぼマックスのペースでこいでいる。

レースではないからペース配分なんて気にしない。

その時の自分試しなので全開でいく。

間違いなく、去年よりも良い。

チェア・ワークも自分なりとはいえ機敏に操作出来ていた。

フラットなところも、去年よりも良い感じで走れていた。

体力の向上には自信が持てた。



長距離を走るのは忍耐力を養うことにもなるという。

5kmで長距離なんて言うと笑われるけど(笑)

でも、その走り方によってはフィジカル的にはマイナスになりかねないらしい。

それもちょっとは頭の隅で意識しつつ、あくまでもトレーニングの一環として走る。

実に気持ちよかった。



路面状況も様々な箇所がある一般の歩道だからこそ、トレーニングになるのだな。

恥ずかしながら、翌朝から両方の三角筋、右側の僧帽筋、左の上腕三頭筋が軽い筋肉痛。

トレーニングもあったからだと思う。



ジムのトレーナーの先生からも、僕の身体の動きの成長を褒めていただいた。

「前よりも良くなってますね」

と度々言っていただいた。

プロのトレーナーの言葉なだけに、それはものすごい励みになる。



試合が近いとなかなかこういったトレーニングは出来ないけれど、出来るタイミングで必ずやっていきたい。

その時の自分を確認するために。

過去の自分よりも今の自分の方が勝っているのだと確信するために。

胸を張るために。



今年の遠征は早ければ3月にスタートする。

それに向けて既に走り出している。

もちろんスプリント・ペースで。

今の僕には多角的にプロフェッショナルの方のサポートがついている。

チーム・ワタナベとでも言えるような体制が整いつつある。

まだまだ足りない部分もあるけど、まじめにしっかりと、周囲から評価していただけるような活動を行い結果を出していけば自然と、その足りない部分は補えてくるものだと思う。



さぁ、毎日毎日を計画的に過ごしていこう。

積み重ねていこう。

扉はもう開きかけている。

向こう側の光はこぼれ始めている。

この暗い部屋には眩しい光が差し込んできている。

と、自分を鼓舞しつつ、頑張っていこう(笑)



3月までにもう一か所、皇居よりもハードなところを走るつもり。

それも自分ルール。

今年の自分が楽しみ。

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