車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

この一年を振り返る。

2015年12月31日 18時12分54秒 | 日記
さまざまな経験、勉強をさせていただいた2015年でした。

何よりもまず、ごく一部とはいえ海外をこの目で見て肌で感じられたことが最大の喜びです。

そうした経験から自分がどうあるべきなのかをより明確にイメージ出来たことで、その結果自分自身をこれまでとは違った角度から客観視出来たこと、そうしたことからどう成長していくべきかということがより多角的に理解できたようにも思えました。



人はそれぞれみんな違う。

顔だけでなく性格も考え方も、体格だけでなく骨そのものや筋肉の質、身体能力も反射神経も違う。

さらには考え方や理解力も当然違うし客観的な向き不向きもみんな違う。

ということは卓球における練習方法も人それぞれ違ってくると思うのだ。

いろいろな方と出会って、いろいろなお話を伺いいろいろなアドバイスを頂いてきた。

すべてが僕の財産だと思っている。

「こうすればこの人みたいになれるんだ!」と思うことも多々あった。

そんな簡単なことでないのは良く理解しているつもりだけど。



ある程度年を重ねると自分自身を客観視できるようになったと思うのだけれど、車いすで卓球をやっていくうえで僕はどうするのが最も効率的なのか?どういうやり方が僕に向いているのか?を3年たった今ようやくそれを掴むことが出来た。

今までもそれはおぼろげながらイメージは出来ていた。

でも実践できなかったしそれだけの努力も足りず、また確信には至らず暗中模索の状態が続いていた。

でもいよいよ年の瀬になってようやく「これだ!」と確信できる瞬間があった。

だから、2016年はそれをしっかりと握りしめて突き進んでいこうと思います。



2015年は思うような結果を出せなかったけど、それが僕にはかえってプラスに働いているようにも思えます。



車いすで始めた頃に、最初にイメージしていたことが今どんどん明確になってきたし、「車いすだから出来ない」「仕方ない」という発想は全くなく、「車いすでも出来る!」という意識の方が日増しに大きくなっている、そんな現状です。



試合で負けて落ち込んでいるとかそういうのは全くなく、悔しい思いはいまだ健在ではありますけど精神的にもすごく健康的な状態で、これで2016年を迎えられるのは日ごろお世話になっている方々のご助力があってこそですね。

そうしたみなさんの御恩に報いるためにも来年はもっともっと力をつけていい結果を出せるようにするつもりです。



体調面でも精神面でも今すごくいい状態にあります。

これこそがまさに「スポーツの力」なのでしょう。



「健常者はスポーツをやった方がいい。障害者はスポーツをやらなければならない。」



その言葉の意味がよく分かります。



来年も卓球というスポーツを楽しみ、また楽しむためにより多くの努力をして、周囲の方々にも一緒に楽しんでもらえるようにしようと思います。



あぁ・・・練習したい(笑)