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昨日の日曜、好天の下、袖丈の短いシャツで買い物に出かけたら、腕に早速赤い斑点が・・・。
これが将来、シミになるのだろうか。 気をつけなければならないのはわかってはいるけど、そこまでやってられない今のトコ。
24年組漫画家さんの作品を懐かしんで、お絵描きをしています。
小説化志望の学生ジョゼは、同じ寄宿学校で全生徒あこがれの的である美貌の下級生ランジュと親の再婚によって義兄弟の関係に。
休暇で田舎へ出かけた二人は、旧家の屋敷跡に残る温室を発見。 感受性の強いランジュは、そこにただならぬ気配を感じとる。
ジョゼが用事で出かけた夜、その温室から強く呼びかけていた魔性のモノは、とうとうランジュを虜にしてしまう。
そのことに気づいたジョゼは、何とかしてランジュを取り戻そうとするが及ばず。 仕方なく彼は、ある嵐の夜、招いた友人達にランジュを一夜の相手として拘束させるのだった。
魔性を出し抜いたつもりだったその翌朝、ジョゼの思惑は外れ、ランジュは温室に上着を残し、失踪してしまう。
やがて季節は巡り、荒れ果てていたあの温室が、冬の最中に甦り、艶やかな花の盛りを迎えたと知らされて、二度と来るつもりのなかったその場所に足を踏み入れるジョゼ。 それは追憶の中にあるランジュとの切ない再会の時でもあった。
萩尾望都「温室」(イケダイクミ原作)は、一見、ホラーに見えるものの、不器用な愛情表現しか出来ない主人公の痛恨の恋物語ともいえる作品。
本当に大事なら、自分を投げ出して止めればよかったのに、そうしなかったことを、延々後悔することになる幕切れとなりました。
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