またまた気温が下がり、風が強くて乾燥もひどい。
鼻は回復せず、職場のクーラーに当たって全身ダルい。
5月って、もっといい季節だったんじゃ・・・・。
結婚して仕事も順調、それなりに着実な人生を築き上てきた男・大伴恭一の前に、長年あなたを思い続けてきましたという大学の後輩・今ヶ瀬渉(♂)が現れる。
はずみで彼を受け入れたのをきっかけに離婚。
そして、押しかけ女房となった今ヶ瀬と生活するうちに、抜き差しならぬ関係にまで発展。
その居心地の良さに戸惑う大伴だったが、別れは突然やってきて・・・。
対象読者年齢高め女性誌に掲載されたBL「窮鼠はチーズの夢を見る/水城せとな」の続編「俎上の鯉は二度跳ねる/同」がやっと刊行~。 (俎上の鯉=まな板の上の鯉。)
流され気質だが実はいい人・恭一と粘着系のゲイ・今ヶ瀬とのくっ付いたり離れたりを繰り返しながら、周囲をも巻き込み進行するドロドロなドラマ展開がたまりません。
激しい描写はあるものの、ほとんど二人の会話で進行する舞台劇のような作りが、とにかく面白い~。 (最後の話はモバイル連載だったので、見やすいよう自然とそんな流れになったのかも。)
北欧の巨匠イングマル・ベルイマン演出の長年に渡る夫婦の葛藤を描いた「ある結婚の風景」を思い出しました。
(これも夫婦二人しか出てこないけど、ドラマ的にはドロドロ。)
濃いぃ恋愛漫画に飢えてる人にお勧めです。