中国から留学目的で来日した人々を取り上げてきたドキュメンタリー最終章「泣きながら生きて」が金曜日に放送されました。 このシリーズ、毎回もらい泣きしながら見ている私です。
文化革命当事、思うように学ぶことが出来ずにいた丁さんは、借金して日本に留学。
予備知識なく辿り着いた語学学校は、閉山した炭鉱町が町おこしで作った新設校。 学びながら働かなければ生活が成り立たないので、東京に脱出するが、それはビザを失効して不法滞在者になる道だった。
結局、丁さんは大学に行く夢を自分の娘に託すことにして、その後20年に渡り一度も帰国することなく、借金返済と教育費を貯める為、日本で働き続けることに・・・。
私が一番心打たれたのは、アメリカに留学させた娘も無事ひとり立ちし、やっと帰国することが決まった丁さんが、希望と失望を同時に味わった出発点の日本語学校があった町(北海道)に旅し、辛かった過去の思いを踏まえてなお、それでも人生捨てたもんじゃなかったと、晴れ晴れ語るところです。
家族への愛情という枷に縛られたのではなく、自分が望んだ目的を達成することに人生の意義を見出す、それが大事だと思いました。
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