惡の華

やっと少し気温が下がったけど、朝は暑くて目が覚めた。
というか、夜中も暑いので眠りが浅くて不健康気味？
なんとか崩れさせずに、お彼岸（お墓参り）まで乗り切りたい。

たいがい万人向けハピエンなラノベをご紹介しておりますが
今回はバッドな気分になる異色作
「僕の婚約者がやり過ぎたので婚約破棄したいけどその前に彼女の周りを堕とそうと思います／豆啓太」について。
乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が悲劇を回避するため足掻くテンプレ。
けど、このお話の主人公は悪役令嬢の敵役になる王子様なのです。
彼は転生者ではありませんが、周囲にそれらがひしめいているので
自分を守るため、契約した悪魔とともに策を弄時ます。
果たして彼は思う通りの人生を歩むことが出来るのか？

転生者が根性悪ばっかりなのも普通じゃないですね。
「ファウスト／ゲーテ」をもとにした「百物語／手塚治虫」（ライオンブックス収録）を思い出しました。
あの作品とは真逆な終わりでしたが
ヒリヒリするような切なさが良いです。
王子の儚くも濃密な一生が、ある意味羨ましい。