梅雨の谷間、あまり暑くもないので、適度に睡眠がとれるはずだが、仕事場であくびがでるのは何故だろう。
2003~04年に放送されたリアルスペースドラマ「プラネテス」が、今度の日曜から衛星アニメ劇場で再放送~。
宇宙開発の大企業テクノーラ社で、航行の障害となる古い衛星などのゴミ(デブリ)を回収するのが仕事のデブリ課。
(危険な任務にもかかわらず、他の部署からは格下扱いされているが、所属の面々はまったく臆せず。)
そこへ配属された新入社員のタナベ(田名部愛)は、横暴な先輩・ハチマキ(星野八郎太)にしごかれながら仕事を覚えていく。
いつかはMY宇宙船を手に入れる夢を持つハチマキに、タナベはだんだんと興味を持つようになるのだった。
星雲賞を受賞した原作コミックの秀作ぶりもさることながら、アニメは専門家からアドバイスを受けた迫力ある宇宙空間描写が素晴らしい。
科学技術がここまで進歩しても、戦争・テロに貧困が無くならない世界背景も現実味がありすぎです。
何といってもドラマ運びが良く、最後までハラハラドキドキが続くのですが、米国ドラマ「ER」や「L・A LAW 7人の弁護士」にも匹敵する完成度の群像劇を、まさかアニメで見せられるとは思いもよりませんでした。