ハリソンとマルセルは、アミアン市内へと入り、食事の後で大聖堂を見学し、
宿泊先へと向かいます。
宿でマルセルは、ハリソンが現在はとある職業に就いていると人から聞いていたため、
軽い気持ちで尋ねてみますが、とたんにハリソンはキゲンが悪くなり、過激な事を言うかと思うと、
全く関係のないと思われる話へと飛んで、マルセルをとまどわせるのでした。
一見マー坊は、王子様っぽい外見なんですが、ハリソンさんの方がそこはもう40ウン年英国紳士階級に属していましたから、
それなりの気品はあってか、たとえ汚れ隠しに黒い服を着ていても、途中でマー坊の家庭教師とか執事とかに
見間違われるなんて事はなかったようです。
第1話のカラーページで、ハリソンさんの足元にあった居眠り用毛布がここで使われています。
第3話で馬車に乗り込む前に抱えていたお座布は―英国ホテル内の売店で買ったんですが、
(ついでにマー坊のお座布&毛布も買ってやったらしいです。)―頭の所にあります。
マーブリング柄のヘンなクッションはきっとお尻の下に敷いているんでしょう。