漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

あいつのように富と地位があれば…

2010年12月12日 10時06分17秒 | 第18話/親子ごっこ

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ハリソンさんとて、こんなんでもやっぱり男子なので、
こう考えてしまうんでしょうな…。

 お金や地位が無くて本当に辛いのは、
助けたい人や動物を助けてあげられなくて無力感に沈む時です。

 でも、ハリソンさん、
本当は自分が地位や富を持つ男子さえ凌ぐ凄い力を持っていて、
逆にそういった人達じゃあ決してできないだろうという事が、
やる気になれば易々とできるのだという事に、
未だハッキリと気付いていないのでした。

 ウォルポールさんは、今まで見て来たように、
何となくそれには感づいていて、
ハリソンさんと知り合いになって以来、
社会的優秀とされる男子の代表者として、
何かと突っ掛かって来ています。

 一方、トリストラム・シャンディさんは、
それを無意識で感じ取り、執筆活動から確信となって行き、
ハリソンさんが自らの人生を贖ってくれる救世主なのだと思い込み、
大きな期待を持ちます。

 そして、シャンディさんは、後にハリソンさんの命を危険にさらさせるような、
重い頼み事をして来るのでした。


 次回の更新は、12月18 ( 土 ) ・ 19 ( 日 ) 日の予定。
第18話の完結編です。



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