漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

蛇街道(11/12) 敵が味方か味方が敵か?

2009年02月21日 10時26分31秒 | 第12話/蛇街道
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 「 涙の帝王 」 ローレンス・スターン聖下も、
トリストラム・シャンディ氏が下品なだけのヤロウだと、
発表当時からの約250年の長きに亘る、累計読者達の全てに思われていたのなら、
草葉の陰で / 声も立てずに / 涙の流れるままに / 泣いておられるぞ~。

                   

 もし、ハリソンさんが本当にトリストラム・シャンディ氏と同一人物ならば、

いろんな所で彼の悪口を言いまくっているウォルポールさんが実は、
「一番の理解者で、応援者になる可能性がある。」


― という、何とも訳の分らん感じになってしまいそうなのですが―。


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  本当に、ウォルポールさん、
「トリストラム・シャンディ」の何に「セレンディピティ」を感じてるのかな?

俺にはホリーの兄者の深層心理が全く分らん。
俺自身が「今のトコ、ヘンで訳分らんけど可笑しかった~。( ^ ▽ ^ )」
― で終わっちゃってるしな。
ママンのように疑問を持つ段階には、まだ辿り着けないよ~。
修行が足りんからか?!

 ウォルポールさん、茶化して言ってるけど、
もしデュポン先生が本当にハリソンさんに直接聞いても、
ハリソンさんから、ちゃんと答えてもらえんのかなー?

「ズバリ聞くわよ!」とか言ってな?!

 さあ~。どうかしら?
でも確か、何だかあの温厚なデュポン先生が、ハリソンさんに対して、
すごく怒るとかって話なんでしょ?

 読者の中でも、シャンディ殿に期待する物が何かによっては、
ハリソン殿がもし本当にシャンディ殿ならば、手ひどい裏切りを犯しているじゃろうな。

 ハリソンさんが「トリストラム・シャンディ」の読者達から、
ひどい目に遭わされる展開になるってのも、それと関係しているのかしら?




  「 お下品ONLYのお笑い 」 を書いてウケたいだけなら、
「 暗闇で殴られたようだ…etc. 」 なんて言う訳ないでしょうが!

今日の続きは明日。




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