初代トリストラム・シャンディさんときたら、
ついにこの話の真っ只中にもぐり込み、
作者を押さえて筆頭ナレーターの役に就任してしまいましたよ。
恐るべし恐るべし…。
2コマ&3コマ目のバックには、ジョン・スタンレイさん ( 1712-1786 ) 作曲の、
「 アンダンテ ヘ長調 」 という曲を脳内で流しながら読む事ができたら、
さらに雰囲気が盛り上がる事でしょう。
この曲、ジョシュア・リフキンさん指揮のアムステルダム・コンセルトヘボウ室内管弦楽団演奏の、
「 ヘンデル オルガン協奏曲集第2巻 」 の中に、
ピーター・ハーフォードさんのオルガン独奏で入っています。
話の順番としてはこの後で、ハリソンさんがウォルポールさんにパリで出会い、
リヨンではハモンドさんと出会うという ― 苛酷な運命のネクスト・ステージの始まりで、
一時の幸せはタイトルの如しなのでした。
…そして未来には、シャンディさんとのこんな感じでの対決が控えていますし、
シャンディさんと別れ、自分の文を書き続けるために、こんな試練も受けなければなりません。
↑ って、去年の今頃カラーであった、ウォルポールさんが、 「 ハリソンさんの正体がバレて酷い目に遭えばいいのに。 」
と妄想した場面が本当になっちゃったって事?
生卵ぶつけられてるみたいだしね…。
でも兄貴、いざ「 正夢 」 となっちまったら、
さすがとビビっているみたいだぜ。
で、ベタなんだけど、心入れ替えてハリソンさんを助けてやれればいいのにね。
その前にハリソン殿、
シャンディ殿を嫌い抜いているアラベラ殿との問題も解決せにゃならんだろうに。
↑ この場面は、次の第20話に出て来る予定です。
次回の更新は、2月26 ( 土 ) ・ 27 ( 日 )日 の予定。