漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

イタリア料理も舌コピーして来ます

2011年03月05日 19時41分35秒 | 第19話/真の才能

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 何だか、ハリソンさん、今まで散々作者自身にまで、
― 特に人物紹介等でダメ人間みたいに言われて来てましたけど、

どこがダメ人間なんだか、だんだん疑問に感じて来た。

 願わくば、初代トリストラム・シャンディさんも作者のように、
ハリソンさんへの評価が変化してってくれればいいんでしょうが、
明日アップのページを見る限りでは、そのような気配はほぼありません。

 しかも、バカにしている人物から、切なる救いを求めている。
 
― っー、不可解だけど、家族や友人や恋人の間ですら案外よくある事をしているのでした。


 私、イタリアへは行った事ないけど、
スパゲッティはハリソンさんより絶対上手に作れる自信がある!

 うん、でも味は完全に日本人好みにだけどね。
それにスーパーで買った麺を茹でて、
同じくスーパーで買った缶入りのソースをかけて、
粉チーズとなぜか韓国のりの千切ったのをふっただけってヤツね。

 何言ってんの!
アサリとキャベツとニンニクのとか、
ホワイトソースのも時には作ってるでしょ!

 俺、エゲレスのジョークの本で、
エゲレス人の中にはスパゲッティの木に麺がなると信じているヤツがいる。
― つーのを読んだ事あるぜ。

 日本の小学生の中には、
魚が開きの形で海や川を泳いでいると思っている子がいるってのと同じ感じなのかな?

 ナポリ辺りでは、一行がトマトの味にも出会えるんじゃろうか?
現代のようなトマトとチーズのピザは物の本によると、
17世紀にはすでに存在したそうじゃ。

 私は昔の人は、 「 トマトを食うとガンになる。 」
って言ってたって話を聞いた事あるよ。

   今と全然逆な事言ってんじゃんよー!!

 確かに、欧米の北方の国ではそういう者達も多かったようじゃ。
それでそうでない事を証明するべく、
自ら公衆の前でカゴに大盛りのトマトを完食してみせた19世紀の軍人殿の伝説も、
アメリカにはあるそうじゃ。



 明日は、第19話完結編。
遂に初代トリストラム・シャンディ氏が出るゾ出るゾー。