漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

誰にでもコンプレックスはある…

2010年03月21日 11時04分19秒 | 第15話/トリシャン・コード

Copyright © 2010 gmprogect All rights reserved.

* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ウォルポールさん、第8話 「 標的 」 の初っパナっから、
「 トリストラム・シャンディ 」 の悪口バキューン!
― で、

「 小説ではありませんね。 」
「 単なる作文です。 」
「 日常の出来事とその感想を細々綴っても退屈なだけ。 」

…なんて言っていました。

 それで、ハリソンさんが擁護するような事を言って、
ウォルポールさんからシャンディ氏との関係を怪しまれて
しまうのでしたが ―― 。

 人が一生かかって努力した果てに、
もしかしたら到達できるかもしれない境遇に、
最初っからいるウォルポールさんにも、
トリストラム・シャンディさんの気持ちは分からない
かもしれませんな ―― 。

 でも、その一方で、シャンディさんの方でも、
ウォルポールさんのコンプレックスをつっ突くような事を、
実はズケズケと書いていたりしたのでした。


 〈 次回の更新は4月2 ( 金 ) ・ 3 ( 土 ) 日の予定 〉