漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

親子でミーハーしちょりますゥ

2010年03月13日 15時35分30秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 えー、作者の話の中には、 「 カストリ 」 、 「 独身貴族 」 etc.
昭和の香りが漂う言葉が時折出て来ますが、
若ェ衆の方々、 「 ミーハー 」 って何だか分かりますか~?
一応書いておきますと、 「 流行に影響されやすい人達の事 」
なのでした。

 この物語の元になっている、
「 トリストラム・シャンディ 」 には、
何かに異様にこだわる人達が何人も出て来ます。

 こちらの話でも、そういう人達が、
…というか、主要登場人物ではハリソンさんを除いてほぼ全員
何らかのこだわりを主張しているようなのでした。

 その中でも現段階では、
ウォルポールさんのゴシック・オタッキーぶりが一番細かく描かれている
ような気がするのですが、
よく考えてみたら、作者自身が絵の勉強していた時に、
自然と中世美術に沢山ふれていて、
比較的分かりやすく描き易い世界だからなんでしょうね。

 And,さすがはそのウォルポールさんと同じ血縁だけあって、
フレディ君、ウォルポールさんと双璧を成すような、
「 トリシャン 」 へのこだわりっぷりを、
これからたっぷりと見せてくれるかもしれませんな。

 フレディ君のセリフに出て来る、
カツラやらメガネやらアクセサリーやら、
クラヴァット ( スカーフ ) の結び方やら、
マスコミでのオッサン達の風刺やら、
そんなのどこ吹く風で情報交換する主婦達やら、
7・8年くらい前にどこかで聞いたお話みたいなんですが…。

 まあ…ユージン様がお姉さんの原案を元に書いた
「 めぐり逢う魂 」 は、 「 18世紀英国版 冬のソナタ 」
ですからね!

 作者の勤務先のあるパート主婦の方は、
「 冬ソナ 」 の関連本を買いに行くため、
上司に 「 用事がある 」 と、ウソこいて早退してしまいました。
( そりゃ、彼女にとっては大事な用事だったのかもしれんが…。


 今日の続きは明日。