*** 今までのあらすじ ***
18世紀60年代のヨーロッパが舞台。
人生もノヴェライズ作家としても崖っぷちのハリソン氏。
流行の旅行記を書いて起死回生を図ろうと思い、
取材も兼ねてフランス経由でイタリアのローマを目指している。
パリで甥夫婦&友人一行と合流し、
甥の紹介でウォルポールと知りあうが、
互いに相手の中に自分には無い物を見て、
敵意を持ち合ってしまう。
ハリソンのある発言の言葉尻から、
ウォルポールはハリソンが謎の作家トリストラム・シャンディ
なのでは ― と、いう疑いを持ち、
遂に確信へと達してしまう。
ウォルポールは知人友人らの手を借りて、
ハリソンを追い詰めようと決意するのだったが ― 。