漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

もう気が変になりそう!

2010年01月02日 19時18分53秒 | トリシャン・カノ紳version.

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 第8巻24章から。

 トゥビーとトリムの話を聞いた後、
ウォドマン夫人は、トゥビーを自分との恋に落とす方法を
思いつく。

 トリムがその場から去った後、
哨兵詰所と呼ばれている小屋に一人でいるトゥビーに近付いて行き、
恋の戦の火蓋を切る。

 「 何か目に入ってしまったので見て下さい。 」

ただの一度も

2010年01月02日 00時10分57秒 | トリシャン・カノ紳version.

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 第8巻20章より。
 
トリムことジェイムズ・バトラーは、
トバイアス・シャンディ大尉が現役軍人だった頃からの使用人だった。

 欧州大陸のとある戦闘でひざを撃ち抜かれて、
現地の農家でベギン派の尼僧から手当てを受けている内に、
恋愛感情が芽生え、思いが高まってしまう。

 その思い出話をトゥビーにしていた時、
トゥビーに恋をしている近所の裕福な家の未亡人ウォドマンが、
木立の蔭に隠れて聞き耳を立てていた。


 ベギン会は12世紀に出現。
祈りと機織り・レース編み・
老人や病人の看護などを労働活動としていました。

 財産の私有・昼間の町への外出は自由。
結婚後の退会も認められていました。

 女性に結婚するか修道院に入るかの道しかなかった時代には、
彼女たちの生き方は革命的とされていて、
ローマ教会が対応を何度も協議していたらしいです。

 現在では、信仰心の衰退、女性の職場進出、
欧州各国が福祉の充実を図るようになった事により、
活躍の場が激減し、もうわずかな人数の
老齢女性しかいないらしいです。