漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

黄昏のエア (11/32) 被害を受ける者は第三者、それも…

2009年08月23日 14時49分59秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 アラベラさんとヘンリーさん、一見夫婦円満のようですが、
アラベラさんは、DSS ( 家庭内ストックホルム・シンドローム ) で、
年が離れた、オヤジの風格を持つ男性の扱いに対しては、
両親と同居していた頃の不快な出来事を決して繰り返さないようにと、
大変な注意を払い、自己抑制しているだけなのでした。

 一方ヘンリーさんは、不幸な死を遂げた2人の妻への扱いに対する後悔もあり、
シドニー姉弟を、妻達の復讐の呪詛で全滅したのかもしれない、
子供達の代わりのようにも思っている事もあり、
アラベラさんの事は、たとえ形だけだったとしても、
全く不自然無く自分を夫として立ててくれているし、
家の事はそれなりにやってくれていているので、
若くて美人で聡明な自慢の嫁だと思っているのでした。

 …そういう訳で、お互い協調し合って、
今の所は上手く行っているのでしたが…。

 By the way, ヘンリーさんの読んでいる雑誌と思われる
読み物なんですが、

“ Who's the Gardener ? ”
「 庭師はどなたですか? 」

― つ~、庭の手入れの良い事へのほめ言葉がタイトルになっています。

 
 ―― んでもって、アラベラさんは、
シンプソン家へと、 「 英国版妖怪ぬらりひょん 」 かもしれん人に会いに行くのでしたが…。

 今日の続きは明日。
やっと加筆分が、夏と共に終了!
今後しばらくは、通常更新に戻れそうなモヨウ。