漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

夾竹桃(5/27) 子猫で女性に好感度UP =^・。・^= <Mya

2009年03月22日 16時14分59秒 | 第13話/夾竹桃
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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 作者の家の猫、セリマ・ゴルデロックス(仮名) お嬢様は、
この物語の原作群の中の一つである、
ジャン・ジャック・ルソーさんの 「 ヌーヴェル・エロイーズ 」 全4巻を、
「 猫川柳 」 登場猫のように、爪とぎ用に使って表紙をオンボロにしてしまい、
作者をまっつ青にさせてしまいました。

 Good God ( おいよーっ ) !!
「 ベルばらファン御一同様方垂涎 ( すいぜん ) の書 」 ですぞっ!!
脳内断頭台へと送られてしまうような大罪ですぞっ!!

 ところで、その 「 ヌーヴェル・エロイーズ 」 の中の話です。
主人公のサン・プルーさんは、教え子で恋人のジュリさんを、
格差婚がかなわずに泣く泣く諦めます。
ジュリさんは身分が釣り合う、スイス在住ロシア貴族で、
未婚後期高齢独身者のオッサンと結婚したのでした。

 サン・プルーさんは、ダンナ公認の子供付き家庭教師として、
ジュリさんの家に雇われ、再会がかなった後に第4部の終わりの方で、
ジュリさんと一緒に近所の湖へと舟遊びに出かけます。

 サン・プルーさんは船上で、いっそジュリさんを道連れに、
湖中へと飛び込んで心中してしまおうかと妄想し、
我に帰るとジュリさんから離れて、シクシクと泣いているのでした…。

 ハリソンさん、夾竹桃の君との出会いは、別段普通で平凡過ぎなのですが、
それが何故にして殺意までこみ上げるような所まで行ってしまったのでしょうか?

 …実はここにも、この物語の 「 裏主人公 」 トリストラム・シャンディ様が関係しているのでした。


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  「 セリマちゃん 」っていうのは、
ウォルポールさんの死んだ猫を歌ったグレイさんの詩にある
猫の仮名から取ったんだね。

ハリソン、こヤツ、なかなかに卑怯なヤツめ…。
「 あっ、カワイイ~とか、
女との会話を引き出し易いモンだからってよ!!

 パンダッチも同じ手を使うようになれれば、
腹も立たなくなるって。
「 1時の方角に 」 っていう表現、ハリウッド映画で時々お目にかかるわ。
確か 「 デンジャラス・ビューティ 」 にもあったんじゃないかしらね?

まっ、でもさすがにパジャマとあのシマシマ帽では来なかったぜ。
着替えてる間に二人の美女がいなくならなくって良かったな!

 昔TVの人気バラエティー番組、「わてら陽気なオバタリアン」 では、
朝のゴミ出しにパジャマのままで出て来るオバサンがいたけどね~。

 ハリソンさんが抱えてる猫ちゃんの名前は何ていうんだろ?



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 ついでに他の猫、リック(同仮名)君は、同じく原作群の中の一つである
ローレンス・スターン聖下作 ペンギンクラシックス版 「 センティメンタル・ジャーニィ 」 を、
スラウケンベルグ猫トイレにぶち込んで、自らの***まみれにしてくれました。

〈 次回の更新は3月28・29日の予定 〉