漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

待ち人(4/10) レンブラントライトしてみました

2007年07月14日 17時06分17秒 | 第3話/待ち人

 一週間の間にご覧下さった方々、どうもありがとうごさいます。

 1コマ目のハリソンさんがコワいのですが…。
確かNHKの「日曜美術館」(もう「新」になっていたのかも)で、
オランダの画家レンブラント(1606-69年)の回を見た時の、
光の当て方を参考にしました。

 上から斜め45度、顔の正面45度の光の当て方をレンブラントライトというのだそうです。
こちらの絵が正確に45度になっているかどうかは測っていませんが―。

 まあ、表現力にかけては世界に誇る最高水準の、日本漫画ズを参考にしたと言ってもいいし、
実際同国人として、この漫画全編を描くのに、大いに参考にして行きたいと思っているのですが、
…でも~レンブラントがどうとか言って、アートな方向からも攻めてみた方が、この漫画の品格が上がるんぢゃないかと目論んでいるので。

 何せぇ参考にしてる作品が作品なんでさね、品良くできる時にさ、
めぇいっぺぇお上品さの度合いを♂アゲしとかにゃあいけねぇ訳なんでげすよ。
(↑イスパニアの田舎者の話し言葉の翻訳調?)=3

 ハリソンさんってば、自分でも選択していた事だったんだからいいですよね?
最後のコマは、作者が吹き出しを書く都合で、適当に打ち止めにしましたが、
そうでなかったら、L.スターンの「トリシャン」(1-15)にある、主人公の両親の結婚契約書のように延々と話していたかもしれないし、
後で二人の間で契約書類を書いていたのなら、相互条件が延々と続いて書いてあったのかもしれません。