気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

プラウダ高校 BM-13カチューシャ 作ります!! その7

2018年03月16日 | ガルパン模型制作記

 ステップ13では、後輪や予備輪などを組み立てます。燃料タンクのパーツ群は、以前にZiS-151トラックをガルパン仕様で再現する際に使用しましたので、ここでは除外します。

 

 車輪だけでもこれだけの細かいパーツに分かれています。トランぺッターも中国のメーカーですから、パーツ割りの細かさはドラゴンとよく似ています。タミヤならば、一体成型を多用してパーツ数を必要最低限に抑えることでしょう。

 

 組み上がりました。陽光が直接さしこむ中で組んでいましたので、このような写真になりました。
 タイヤを見ていて、幅広の太いタイヤだなあ、と改めて思いました。実はこれが、ZiL-157トラックの分かりやすい特徴の一つでもある、と模型サークルの先輩N氏に教えていただきました。

 N氏によれば、いまウィキなどを始めとするネット上での諸記事において、BM-13の車台に関してかなりの混乱や誤りが見られるそうです。ZiS-151とZiL-157が外見上は大変に良く似ているため、両者を混同した記載が多いそうです。ウィキも間違っているから話にならない、とボヤいていました。
 確かに、ウィキに掲載されるベオグラード軍事博物館の展示車両は、「ZiS-151車台」とされていますが、正しくは「ZiL-157車台」です。これは、タイヤを見れば解ります。他の記事でも似たような誤りが多いので、一般的にZiS-151とZiL-157の識別点が正しく認識されていない傾向があるのだろう、と思います。

 ガルパンの劇中車は幅広のタイヤなので、これだけでも「ZiL-157車台」であると識別出来ますが、ネット上での劇中車先行作例を拝見しますと、「ZiS-151車台」のBM-13をキット化したイタレリやズベズダの製品をそのまま組んでいるため、タイヤも通常型であり、後輪はダブルになっています。後輪がダブルである点はZiS-151の特徴の一つであり、私も以前にZiS-151をガルパン仕様で再現して理解しました。
 さらにN氏によれば、ZiL-157はZiS-151の後継として開発され、大きな改善点の一つとしてタイヤの大型化および後輪のシングル化、が挙げられるということです。そしてBM-13はZiL-157を車台としたものも多く作られているのだが、そのプラモデルキット化が全然なされていない、ということです。

 こうした事情があるため、私自身も最初はZiS-151とZiL-157の差異に気付かず、ズベズダの「ZiS-151車台」のBM-13のキットを買ってしまった経緯があったのは、以前の記事にて述べた通りです。

 

 ステップ14では、前輪のフェンダーを組み立てます。補助灯のC22は、劇中車にありませんので不要です。またライトガードのC23は、塗装後に取り付ける予定です。

 ステップ15では、各部品をシャーシーに組み付けますが、予備車輪と燃料タンクは取り付けません。前者は装備位置がBM-13基台の前端になるため、収納ラックを自作してそれにセットする予定です。後者は、前述のようにZiS-151トラックをガルパン仕様で再現する際に使用しました。またC14とC15は劇中車にありませんので不要です。

 

 まず、左右の前部フェンダーをガルパン仕様に直します。上図のように、表面に三本のリブが通っています。

 

 ところが、劇中車のフェンダーには、三本のリブが無くてフラットになっています。

 

 そこで、リブを削り取りました。

 

 それから、ガイド指示に沿っての組み立てに移りました。

 

 組み立てが完了しました。

 

 さらに、フェンダー表面をヤスって磨きました。

 

 ステップ15に移りました。取り付けるパーツは、ハンドルの軸部関連のみでした。

 

 組み付けました。

 

 細かい所までよく再現されていますので、トラック工場にて実車を組み立てているような気分になれます。こうしたフルインテリアキットは、普段は見えない内部、プラモテルでは省略される部分、なども全部作りますから、ガルパンの劇中車をよりよく知る手段の一つとしても有効だな、と思います。 (続く)

 


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