家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

持ち主のわからない荷物

2005年09月09日 | 新幹線通勤
物騒な世の中となり、平和なわが国でも密かにテロ警戒態勢が強化されている。
駅に配置されている警官・警備員の数を見ればそれがわかる。先月下旬、フランスでテロ分析の権威がアジアのフィナンシャルセンターが狙われていると発言してからのように思う。そういう意味ではリスクが大きいのは東京だけかも知れないけれど。
米国のように、警戒レベル「赤」とか「オレンジ」とか「黄」とかわかりやすく公にすればいいのに、国民性からかそういうシフトを選ばない。多くの日本人はリスクを恐がりすぎるから、そうした発表をすると一気に出歩かなくなり、経済が停滞する、そんな理由からだろうか。

リスクをリスクとして皆で共有するのが大人の社会というものではないのか。セコイ理由で警戒レベルを認識させない行政にも、リスクの存在を意識したがらず大人の行動ができない多くの一般人にもやりきれなさを感じる。

とオヤジくさい説教のようになってきたので、本題に切り替える。

JR界隈で最近、警官の数と同様、増えたものがある。
それは車内アナウンス。
 「持ち主のわからない荷物がありましたら、車掌にお知らせください」っていうヤツだ。
数えたことはないが、私の実感では流す頻度が高まっている。

以前からこのアナウンスには違和感がある。

最近人気のマイクパフォーマンス芸人、摩邪(まじゃ)風にいえば、
「『持ち主のわからない荷物』? ハア~?」である。
「持ち主のわからない以前に、電車に乗っている人間が多すぎて、持ち主がわからないかどうか自体がわからないじゃねえか、コノヤロー」なのである。

あのアナウンス、かな~りすいている電車でなければ有効になりえないと思うが、どうか。
逆にそんなにすいている電車がテロに狙われるというのも考えにくいが、どうか。

流す回数増やすのもいいが、まずはどのくらい効果があるのか検証せよ。


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