家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

現場の変更と建築家

2006年11月14日 | 家について思ったことなど
久しぶりの更新。
こんなに間を開けてしまったのは、ブログ開設以来はじめてであろう。
目先の繁忙要因がひと段落しつつあるので、ぼちぼちと更新していきたい。
そうはいっても、更新ペースを崩してしまった感じもあって、すぐにペースを戻せそうにもない。

そんな言い訳はさておいて、この間、ネタがなかったわけでもない。

そのうちのひとつ。

優れた建築家ほど、現場での変更が多い」(日経BP IT Pro Watcher)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061101/252440/
という記事。

こんなタイトルだが、実は建築業界の人の文章ではなく、IT業界の人が仕事の仕方を建築家とオーバーラップさせて所感を述べているというもの。
11月6日付けの記事であり、今ネタにするのもやや気が引けるのだが・・・。

ひとまず、ちょっと感じたことをメモ。
・「優れた」の判定は立場によって違いもあるのではないか。筆者が言うように予算内・期限内でよりよいものができるなら施主は優れた建築家と思うであろう。しかし、施工者が影でかなり無理を強いられたとすると施工者の立場としては「優れた」という判定はしにくいように思う。
・別の視点として、現場での変更が多いことがあらかじめ予想される場合、請負にあたって施工者はあるていど「保険」をかけた見積もりを出してくるのではないか。「保険」がたっぷりかけてあったら、施工者はそこそこ変更が多くても「優れた」という認定をするかもしれない。ただし、それは施主にとってはどうだろうか。
・このテーマは世の「建築家」批判と微妙に絡み合っているような気がする
・といいつつ、現場での変更っていうのも結構楽しそうだ(手違いによる変更ではなく、さらに良くするための変更に限るけれど)
・実際のところ、「変更」とまでわざわざ言わないような変更はいたるところであるだろう