家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

階段の段数

2004年12月06日 | 我が家のスペシャルな仕様
 家づくりに一家言ある父にしては、今回の家づくりにおいて口うるさく言うことは少ないのだが、階段の段数は早いときから気にしていた。
 「13段にならないようにしろ」ということであった。
 それはいったい、いかなる理由によるものか。

 聞いてみたら、なんのことはない、単に「縁起がよくない」ということだった。
 山小屋作りでアドバイスしてくれた知り合いの大工さんもそんなことを言っていたらしい。
 そんなことを気にする人たちがいるのは間違いないようだ。

「ゴルゴ13」のネーミングの由来にもなっている処刑台の段数(13段)にいわれがあるように思われるのだが、はっきりしない。

ところがその一方で、住宅において、13段の階段というのは多いようなのである。

ネットで見つけた文章(メールマガジン「土地と建物の関係」バックナンバー
http://sanshin-home.jp/totitate/sum_152.htmより一部抜粋)
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●2階建て住宅の場合、どこの家にも必ず階段が有り、一階と二階との
上下をつなぐ役割をしていますが、階段の段数は何段有るかを意識して
上り下りする事が有りますか?。
実はほとんどの階段が13段に成っているんです。これは、一階と二階
の階高が2.7m~2.9mで設計されていて、階段一段当りの登りや
すさを考えた高さ(蹴上げ)が約21Cm~22Cmなので、その割合
で割り付けると13段と言う事になります。
もっと登りやすく14段や15段にすれば?とも考えられますが、今度
は階段一段の奥行き(踏面)が、やっぱり20Cm以上は無いと歩きに
くいという事も有って、段数を増やすとそれだけ無駄な面積を取ってし
まいます。
又、階段の使いやすさは歩幅で決まります。大人が自然に上り下りでき
る「踏面」と「蹴上げ」の寸法は合計で45cmくらいがよいとされて
います。そんな訳で、一般的な2階建木造住宅の階段の段数は、ほとん
どが13段に成っているんです。
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このメルマガでは、この後、処刑台の話を出しながらも、風水的にも問題ない、と結論付けている。

13段はよくないというのは、やはり根拠がなさそうである。気にする人のほうが少数派のようなのだ。設計事務所もこちらが指定するまで何も気にしていなかった。

我が家は結局、気にする人の意見を採用して、階段用の面積をやや広くとって14段にしてある。
たまたま、私の周囲に13階段嫌いが多かった、ということになるだろうか。