寓居人の独言

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消える国際キログラム原器

2018年11月13日 12時02分56秒 | 日記・エッセイ・コラム

 私が生まれた時代には、新生児の体重を台秤(車の着いている集団検診で使用するもの)で測定したらしい。その後小学校から大学を卒業するまで、その後もいろいろな機会に体重測定は台秤で行われてきました。

 また学校でものを量る際には,上皿天秤、さらに高学年になるに従って、微量天秤、進歩した電子天秤へと発展した。

 重量は質量と概念と呼び名が変わりました。その間、重量あるいは質量の単位の基本はフランスのセーブルにある国際度量衡局(BIPM)に保存してある国際キログラム原器です。これが廃止されることになったと言うことですね。代わりの基準はまだ決定していないようですが、高校生以上の方は聞いたことがあると思いますが,アボガドロ定数あるいはプランク定数が使用されるのではないか言うことです。現在検討されているようですね。

 それはともかく,物質の分析方法が精度を上げることによって、新しい単位が一般社会でも認識されるようになりました。例えば㎍(マイクログラム)、ng(ナノグラム)、

pg(ピコグラム)等です。ちなみに1μgは1mgの1000分の1の相当します。1㎍の1000分の1が1ngということになります。

 現物の基準物質が無くなるのは寂しいという感情もあります。


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