寓居人の独言

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安全神話がなくなったら日本経済はどうなるのか

2017年10月28日 00時45分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

 日本製であると言うことが使用者に信頼されてきたのだが、それも価値

のないレジェンドになってしまうのだろうか。

 信じられないことが次々に発生している。素人考えでは、企業が利益を

追求するあまり正規社員数を抑え、不定期労働者を増やした結果社員管理

に考えが回らなくなり労働者と生産品の安全性が疎かにされてしまったと

言うあってはならない結果を生み出してしまったのだろう。

 その責任は非常に重いと考えるが異論のある方はいないと思う。一度信

頼がなくなったら、それを回復するためには長い時間と多数の労働力と莫

大な経済的負担が必要になることは自明の通りである。ある報道によると

中国はもう日本の存在に気を遣わなくてもよいと考えているらしい。そん

な報道が伝えられたすぐ後で、工業の基盤ともいえる製品で世界を席巻し

てきた大企業が目に余る失態を起こしてしまった。他の企業へその影響が

伝播しないことを祈るばかりであるが、工業立国日本の信頼を大きく損ね

たことは間違いないだろう。現代社会は検査技術が発達し、不正行為は必

ず発見されてしまうものであることを忘れた仕舞ったのか。それとも大企

業で過去に信頼されてきたことにあぐらをかいてしまったのか。いずれに

しても恥ずかしいことこの上ないことである。世界の信頼を再び得るため

に労務管理を厳密にしてゼロから出直す覚悟で信頼を取り戻してほしい。

それを怠れば、日本の工業立国は過去のものになってしまうだろう。


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