SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

廣田尚敬先生に会う

2007-04-28 | 鉄道・バス


きょう土曜日は鉄道かスナップ写真を撮ろうと出掛けた。
ある駅の付近を歩いていたら、電車と風景がほどよく撮れる場所があり、
カメラをバックから出そうとした。
その時、ほぼ同時に同じ場所に反対方向からやってきて、おもむろに三脚を
立て始めた方がいらっしゃった。
何とプロカメラマンの廣田尚敬(広田尚敬)氏であった。
この先生は鉄道界では知らぬ者が居ない重鎮で、その人柄は多くの人に慕われている方だ。
また鉄道写真と言っても鉄道そのものを型にはまって撮るだけではなく、
花や風景や人物を絡めて鉄道を表現する手法の元祖であり、さらに流し撮りの神様、元祖でもある。
私は幼い頃から好きな写真家であったが、私も歳を経た分、廣田先生も71歳である。
最近はライカやクラシックカメラの使い手でも書籍に登場したり、花、特にハーブの写真集では有名だ。
その息子さんも鉄道写真家として活躍されており、更にお孫さんとは鉄道旅行の
ルポをされたりしている。
我が家の子供用の鉄道写真本にも先生は登場する。

あまりにも有名な方なので声をかけるなんて神をも恐れぬことなのだが、
こういう偶然だ。私もカメラを持っているし、鉄道の書籍も持っていた。
三脚が立ったタイミングでお声をかけた。
「あのお、廣田先生ですよね。私はずっと先生のファンです。」
「そうですか。今日は何を撮ってるんですか?」
「スナップを撮ろうと思ってます。」
「ああアルファですねえ。ほう。」
「先生はGRデジタルを持ってらっしゃるんですね。」
「ええ。私も今日は鉄道というよりスナップを撮ってます。」
三脚にセットされているカメラは非常に小型のレンジファインダーの
デジタルで、どうやら発表前の製品のようだ。
たぶんシグマの新しいコンデジかと思われる。
「私ももう30年も40年も鉄道写真は撮ってます。」
彼は笑顔でうなずいてくれた。
「すいません仕事中に。もしよろしかったら写真を撮ってもよろしいですか?」
「ええ、どうぞどうぞ。」
今日の写真はその廣田尚敬氏その人である。
私にとっては奇跡の出会いだ。
穏やかでひじょうに気さくな方で、さらにファンになった。
生きてて良かったとまで言ってしまおう。

下記は氏のホームページ
http://www.tetsudoshashin.com/
下記はコラムである。
http://www.tetsudoshashin.com/colum/index.html
対談
http://www.hobidas.com/special/talk/president/02-1.html


更に奥様もハーブやネコの著作で有名なエッセイスト。
NHK「趣味の園芸」のレギュラー講師でもあった方だ。
女性なら聞いたことがあるかもしれない。
下記は広田せい子さんのHPです。
http://hirotaseiko.com/

うーん家族全員が有名人だなんてすごい。

コメント (7)
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