『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

東日本大震災から9年・・・まだまだだが・・・

2020-03-04 12:18:17 | 喜怒哀楽をポジティブに
東電の原発事故からもう9年・・・メルトダウンを起こした原子炉
建屋からの核燃料搬出がようやく始まったというが目標である
30~40年後の廃炉完了は難しい状況になっているということが
今朝の朝日新聞の朝刊28面いっぱいに掲載されている。

また全町非難となっている福島県双葉町の「帰還困難区域」の
一部の避難指示を解除するという記事(朝刊1面の真ん中)には
今月14日に全線再開するJR常磐線の駅を使えるようにするために
「特定復興再生拠点区域」の一部と「避難指示解除準備区域」で
比較的放射線量の低い「浜野」「両竹」地区も解除されるという
ことが書かれていた。

双葉町民のうち5900人は現在もなお県内、県外に避難生活を
続けており、昨年秋の調査では帰還を望んだ住民は1割に
とどまったという内容は寂しくもあり今なお不安な生活を危惧している
ことを物語っているのだろうか。

これらの報道と共にもう一つ寂しい出来事も伝えられた。
以前、東京で生活していた夫婦が奥さんの故郷である浪江町に
移住し、家も建てて子育ても終え、安心して静かなところでゆっくりと
生活したいと思っていた矢先に大震災に遇い、残された家を
そのままに・・他県で生活していたがこの度、帰還を諦め家を解体処分
することにしたという話・・・壊されていく家を涙ながらに見つめる
老夫婦の口から出た『諦めより未練が大きく強い』という言葉に
私も思わず胸が詰まる思いがした。

その奥さんの『更地になった後はその土地全体にいろんな花をたくさん
植えたい・・・』という言葉には新たな目標や力強く生きようという
意思が感じられ、寂しいことだが清々しさも感じられた。


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