え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

地球を駆ける男

2023年01月18日 | クラッシック
1938年 アメリカ(MGM) 105分 冒険/ラブロマン/コメディ
原題/TOO HOT TO HANDLE
監督/ジャック・コンウェイ 脚本/ローレンス・ストーリングス
出演/クラーク・ゲイブル、マーナ・ロイ、ウォルター・ピジョン、レオ・キャリロ、ジョニー・ハインズ

(85点)スクープ映像求めて世界を駆け巡るクラーク・ゲーブルの恋と冒険の娯楽活劇

ニュース映画の猛烈カメラマンが世界を駆け巡り、戦争や事件のスクープ映像を体当たりでモノにしたり捏造したりライバルを出し抜いたり。そんな中で出会った女性パイロットと恋したり嘘ついたりバレたりジャングル行ってブゥードゥーに巻き込まれつつ行方不明のパイロットを救出したりするクラーク・ゲーブル主演の冒険活劇ロマンスコメディーの快作。

いやー、なかなかです。
映画黄金期のエネルギーとバイタリティーを感じる痛快コメディ。戦場シーンや戦艦の沈没シーン、未開の地の怪しい部族の儀式など見どころ満載。ベラベラ調子良く喋りまくる伊達男クラーク・ゲーブルのノリに巻き込まれ映画はけたたましくテンポ良く展開。
昔シネマテーク等で観た日本映画黄金時代の痛快喜劇(「巨人と玩具」とか「牛乳屋フランキー」とかクレイジーキャッツの映画とか)はこのあたりの映画をベースに作られたのかなーと思いながら楽しく拝見。
10枚組1800円のDVDのシリーズでこの作品の存在を知りクラーク・ゲーブルは好きな役者だしタイトルが良かったので気になった。今の時代では内容的に絶対作れない映画。当時は劇映画をメインに短編コメディや短編アニメ、そしてニュース映画をセットにして上映していたと聞く。まだテレビがなかった当時はニュース映画の役割は大きかったと思う。ニュースをメインに行く人も少なくなかったのかも。しかしこの映画で扱われているように戦争や事故や災害や事件の映像が演出されていたり時に捏造されていたりしていることも感じつつエンタメの一部になっていたのかなと興味深く感じた。
とかなんとか言いつつ普通にムチャクチャで面白いノリノリの馬鹿映画として楽しんだ。
古い作品、安物DVDだが画質に問題はなかった。むしろ85年前の映画でこの画質?!


 

(2023年1月18日所持DVDにて鑑賞)


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