山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

140:あくび

2020-05-07 | 新・知だらけの学習塾
140:あくび
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
「あくび」は「欠伸」と書きます。そのままの意味なら、「伸びを欠く」となり、なんのことやらわかりません。それをていねいに解説してくれている本がありました。

――「欠」という字は、もともと、人が左を向いて立ち、大きく口を空けているところを表している。「欠」という字そのものが、あくびをする人間の象形文字だったのである。(『世界で一番おもしろい漢字の本』青春出版社文庫)

ちなみに「欠」の字が「欠ける」の意味になったのは、唐の時代からのようです。欠伸をするときには、顔を左に向けたいものですね。
山本藤光2018.10.15

竹宮ゆゆこ『あなたはここで、息ができるの?』がいい

2020-05-07 | 妙に知(明日)の日記
竹宮ゆゆこ『あなたはここで、息ができるの?』がいい
■政府は「大阪モデル」に触発されて、やっと数値目標を入れた出口を示すようです。なにもかも遅すぎます。緊急事態宣言解除の数値目標は、新たな感染者の方が退院者を上回っている状況となるようです。東京都知事もそうですが、精神論で国民に忍耐を要求するのは愚かな施策です。■竹宮ゆゆこは『わたしたちの田村くん』(電撃文庫)を一押しのつもりでいました。しかし新刊『あなたはここで、息ができるの?』(新潮文庫NEX)を拾い読みしていて、こちらの方がはるかにおもしろいと感じました。帯には竹宮ゆゆこ版「時をかける少女」とあります。そうなんです。SFラブストーリーだったのです。竹宮ゆゆこは、ますます目の離せない作家に成長しているようです。
山本藤光2020.05.07