山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

158:ありがとう(その2)

2020-05-25 | 新・知だらけの学習塾
158:ありがとう(その2)
(2)「ありがとう」の語源
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
という説を、真っ向から否定した文章がありました。

――「ありがとう」は形容詞「ありがたし」の連用形「ありがたく」の音便。「ありがたし」は「有り難し」で、めったにないことや貴重であることをいう。(中略)江戸時代ころに、今のような一般的な感謝のことばへと変わったようだ。(続日本語知識辞典)

この文章に触れてほっとしました。「ありがとう」や「おもてなし」は日本生まれに決まっています。
山本藤光2018.06.11初稿、2019.03.07改稿

星新一『ボッコちゃん』は短篇集ナンバーワン

2020-05-25 | 妙に知(明日)の日記
星新一『ボッコちゃん』は短篇集ナンバーワン
■短篇小説の魅力を語った本として、阿刀田高『短編小説を読もう』(岩波ジュニア新書)、同『短編小説のレシピ』(集英社新書)や筒井康隆『短編小説講義・増補版』(岩波新書)などがあります。■私の好きな短篇小説を3つあげるなら、井伏鱒二『山椒魚』(新潮文庫)とO・ヘンリー『1ドルの価値/賢者の贈り物』(光文社古典新訳文庫)と、次の一冊です。次の一冊は敬意をこめて、目次を全部紹介させていただきます。■星新一『ボッコちゃん』(新潮文庫)はいちばん好きな短篇集です。解説は筒井康隆。それだけでも満足なのですが、収載作のどれもが切れ味が鋭い。もう何度読み返したかわからないほどです。収載作は以下の通り。ぜひ読んでみてください。
――悪魔/ポッコちゃん/おーい、でてこい/殺し屋ですのよ/来訪者/変な薬/月の光/包囲/ツキ計画/暑さ/約束/猫と鼠/不眠症/生活維持省/悲しむべきこと/年賀の客/ねらわれた星/冬の蝶/デラックスな金庫/鏡/誘拐/親善キッス/マネー・エイジ/雄大な計画/人類愛/ゆきとどいた生活/闇の眼/気前のいい家/追い越し/妖精/波状攻撃/ある研究/プレゼント/肩の上の秘書/被害/なぞめいた女/キツツキ計画/診断/意気投合/程度の問題/愛用の時計/特許の品/おみやげ/欲望の城/盗んだ書類/よごれている本/白い記憶/冬きたりなば/なぞの青年/最後の地球人 
▽悪魔/ポッコちゃん/おーい、でてこい/殺し屋ですのよ/来訪者/変な薬/月の光/包囲/ツキ計画/暑さ/約束/猫と鼠/不眠症/生活維持省/悲しむべきこと/年賀の客/ねらわれた星/冬の蝶/デラックスな金庫/鏡/誘拐/親善キッス/マネー・エイジ/雄大な計画/人類愛/ゆきとどいた生活/闇の眼/気前のいい家/追い越し/妖精/波状攻撃/ある研究/プレゼント/肩の上の秘書/被害/なぞめいた女/キツツキ計画/診断/意気投合/程度の問題/愛用の時計/特許の品/おみやげ/欲望の城/盗んだ書類/よごれている本/白い記憶/冬きたりなば/なぞの青年/最後の地球人
まるで宝石箱を開けたような特別な一冊です。 
山本藤光2020.05.25