盂蘭盆会(うらぼんえ)を迎える古都奈良には、暑さの中、外国人観光客が闊歩(かっぽ)してくれている。シルクロードの終点の街であり、歴史の必然とは言え、良くぞ大仏(毘盧遮那仏・びるしゃなぶつ)を再建し残してくれたものだ。今となれば、1000年を超える歴史の証人であり、世界遺産認定の中核なのだから、決して理念や思想に強くない日本列島に流れてきた人々の心を結びつけてきた効果は、聖武天皇の頃も今も同じなのだから。
盂蘭盆会(うらぼんえ)を迎える古都奈良には、暑さの中、外国人観光客が闊歩(かっぽ)してくれている。シルクロードの終点の街であり、歴史の必然とは言え、良くぞ大仏(毘盧遮那仏・びるしゃなぶつ)を再建し残してくれたものだ。今となれば、1000年を超える歴史の証人であり、世界遺産認定の中核なのだから、決して理念や思想に強くない日本列島に流れてきた人々の心を結びつけてきた効果は、聖武天皇の頃も今も同じなのだから。