北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「阿川泰子」について。----------
奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族（100万人）の住むベッドタウンの一つの市では/市民サービスの一環として/駅前公民館に歌手などの芸能人を呼んで/毎年幾人かのショーを開いている。---------
通常は大阪のY興業の芸人とか/素人に近い音楽家の場合が多くて/チケットは1000円とか1500円程度なのだが/昨年（2023）の12月/阿川泰子のジャズセッションが開催された。---------
阿川泰子（あがわやすこ1951生れ）は、名古屋の椙山女学園高校卒。ジャズシンガー/女優。杉村春子に憧れ/文学座演劇付属演技研究所第12期生に合格。映画”華麗なる一族/青春の門”やTVで端役をするもヌードなどを求められ/女優業を辞めた。--------
1973ジャズクラリネットの鈴木章治を紹介され/ジャズボーカリスト/やがてソロシンガーとなり六本木赤坂で脚光を浴びた。--------
公民館のポスターを見ると/チケット代が5000円となっていた。どうしようかと考えて/数日後そのポスターを見ると/既に完売のシールが貼ってあった。---------
TVでも見なくなった阿川泰子だが/人気は衰えていなかったようだ。嘗（かつ）ては/TV番組“オシャレ30・30（1987～1994）”で古館一郎と司会を務め/毎回1曲ジャズを披露してくれた。--------
日本経済が平成の低迷期に入ると/バブル時代の気だるい様なジャズは時代にそぐわなくなったのか/TVから消えたのだ。---------
奈良府民の住むベッドタウンは高齢化し/暇な高齢者が増えて/シニア世代が懐かしく想う阿川泰子は心情にピッタリ来たのに違いない。
