奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2724)

2024-02-07 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「古代史サイエンス~DNA・AIから縄文人・邪馬台国・日本書紀・万世一系の謎に迫る(金澤正由樹著・鳥影社2022刊)」を読んだ。----------

金澤正由樹(かなざわまさゆき1960生れ)氏は、ABO(血液型人間学)センター研究員。井沢元彦の著作を読み/日本史に興味を持つ。ゲノム解析/天文学の知識を生かして/古代史を研究。コンピューターサイエンス専攻/数学教員免許/英検1級/TOEIC  900点ホルダー。---------

この本「古代史サイエンス」の目次は次の通り。“縄文人のサイエンス(3800年前の縄文人のDNA/朝鮮半島には縄文人が住んでいた)”、“弥生人のサイエンス(弥生時代が500年早まった/稲が運ばれたルートは)”、“邪馬台国のサイエンス(邪馬台国は北部九州にあった/卑弥呼は天照大神なのか)”、“日本書紀のサイエンス(日本書紀の謎の解読事始め/奇想天外な仮説を思い付く)”、“万世一系のサイエンス(万世一系は本当なのか/万世一系の定義を拡張する)”-----------

この本「古代史サイエンス」の内容紹介文は次の通り。古代史は文献資料が限られるため/ゲノム解析などのバイオサイエンス/ハイテクノロジーが使われて/近年ではその結果を参考に縄文人や弥生人の非常に精巧な複顔像が作られ話題になるなど/理系の学問に近付いている。本書では/最新の研究結果を紹介し/従来の定説を検証する。併せて/ゲノム解析/AIを活用した著者の英語論文も収録した。----------

金澤正由樹氏は/理系のお仕事をなさって来たようだ。古代史への興味は/お仕事の余興で始められたのかも知れない。でも結構/大胆に/論争の注目点に切り込んでおられると思った。次なる深掘りを期待したいと思った。

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