少し前のことになるのだけれど、
あるクライエントさんがね、
とても長い間一緒だったパートナーを、
突然、病気で亡くしたの
彼女は、臨終の場面に居ることができなくて、
でも、しっかり、そのときその時間、
彼の姿を見た
白い光の粒たちが、
輝き、降り注いでいる光景とともに
私が初めて彼女に会ったのは、
そのつらい出来事の2か月後で、
セッションの間中、
ずっと、ずっと、彼女は泣き続けていた
後悔と、
憤りと、
孤独と、
悔しさと、
生きているのがやっと、だった
アクセスすると、
彼女のハイヤーセルフさんは、
アインシュタインに似た老賢者の質を持ってて、
私には、すぐに、
彼が彼女の一部となったことが分かった
彼からのメッセージは、
生について、死について、
これから二人で、
成し遂げようとしていることについて。
悲嘆に暮れる彼女を、
励まし、慰め、
自分はどこにも逝っていない、
常に君と一緒にいると、
根気強く、優しく、話しかけ続けていた
私は、彼女に、
彼からのメッセージを伝え、
いつも一緒にいてくれていることを、
伝え続けていたんだけど、
あるとき、
「なかなか、彼の存在を確かに感じられない」と訴える彼女に、
彼は、私を通じて、
こんなことを話したの
月を見てごらん
月を見るとき、
人は、光っているところだけを見て、
三日月だ、満月だ、と言うけれど、
本当は、月は、いつでも、変わらずに球体だ
光のすぐそばにある影の部分は、
文字通り、影だから、
周りの闇と一緒になって、
見えないけれど、
でも、見えないからと言って、ないわけじゃない
光と闇は、
いつも、いつも、一体で、
分かつことなど、できはしない
私たちは、月になったんだよ
それから、彼女は、何かあると、
夜空の月を眺めるようになった
とくに、半月の日には、
彼の存在を、
とても、強く、感じられるようになった
そして、いま、
彼と彼女は、聖霊の力をも借りて、
異なる次元を越えた、
インター・ディメンショナルな共同プロジェクトを、
日々、遂行中なんだ