ひとは、病気になったら、
治したいに決まっている。
誰だって、病んでいるより健やかでありたいから。
でも、その人は、
これまでの闘病プロセスを語り尽くした後、
最後に、
瞬間的に、冗談めかして、私に、
「お会いできて良かった。もう、治らなくてもいいです。」と言ったんだ!
(たぶん、そのとき、彼女は無自覚だったと思う)
その時の彼女の表情は、
諦めとか、投げやりとか、ネガティブなそれではなくて、
むしろ、清々しくて、にこやかで、さっぱりしてた。
どんとこい!みたいな強さがあって、
たくましかった。
この彼女が、救世主だと思った。
たぶん、これまで、いろんな人から、
病気に負けないで!と励まされて、
ぎゅっとなって、固くなって、極まっていたんだと思うの。
ほんとの彼女は、戦士なんかじゃなくて、
甘えん坊で柔らかくて、茶目っ気たっぷりの妖精みたいな感じなのに。
だから、彼女が、
治そうという思いが強すぎると直感して、
「治らなくてもいい」と思ってみる、に行き着いたのは、
当然の流れ。
思いをゆるめて、
自分をゆるめて、
自分をゆるす。
病気を含めて、新しい彼女を生きようとする試みがスタート!!!
病気とは、成敗すべき鬼じゃなくて、
自分が許してこなかった自分だと、
もう、彼女は、気がついているみたい
Things will be only better