たとえば、こういうことなの
「人のせいにすることは良くないことだ」
こんな考えって、一生懸命生きてる人には大抵あったりするじゃない?
普通に育ってきた私たちは、
当然のこととして、意識にも上らないほど、信じて疑わない
でも、あるときね、
私、無性にある人のせいにしたくなった
その人は、
自分勝手に振る舞うだけじゃなく、
あろうことか、友達である私を悪者にしてきたんだ
冗談じゃない
超腹が立って、その人をこきおろしたのね
自分でも理解できないくらい、
その気持ちが止まらなかった
相手だって、負けてないから、
同じ波動で、返してきた
ふたりして、相手のせいにし合ったんだ
罪悪感なく、徹底的に、
「いけないことしてる」みたいな気持ちなしにやりあったの
知ってる?
人のせいにすると、自分の顔が歪むの
そして、息が荒くなってきて、
自分が非力な存在に思えて、
なんか、生きてくのって大変って感じになる
そして、自分のせいにされると、
顔があげられなくなって、
なんか、生きてちゃいけない感じになってくる
うわあ、これって、楽しくないぞぉー
で、思ったことはね、
人のせいにすることって、
何が良くないかって言ったらさ、
ただ、気分が良くないんだ
カラダに良くないんだ
道徳なんか考えなかったよ
ひたすら、「これは私が味わっていたい感情じゃない」ってことがはっきりした
こういうことは、もちろん、想像できるけど、
意識的に、実感する必要があったみたいなの
さて、
私たちは、こんなふうに、お互いのせいにし合ったところで、
なんか、やっぱ、やめようってことになった
数分後には、何もなかったように、
共通の趣味の話なんかになっちゃった
こんなふうにして、またひとつ、
私という観察意識が、未知を既知にしたんだって思ったよ
・・・味わっていたくなかったけど、
なんか、楽しかったってのも、ホントなんだ
要は、私、「人のせいにすること」が、どんな感情だか、感じたくて、
こんな出来事を創ったんだもん