私に大切なことを教えてくれた友達がいる
自分のことを深く知ろうというのがセッションのテーマである私に、彼女はこう言った
「私は、自分のことを知りたいとは思わない。」
少なからず、私はドキッとした
自分のことを知りたくない人がいるなんて、まったく思わなかったから
人間は皆、自分のことを知りたいものだと思っていた
私の常識を壊してくれた、貴重な友達。。。
確かに、自分のことを探求しなくても人は幸せになれる
知ってもいいし、知らなくてもいいってこと
ひとは、自分と同じ考えを持つ人に出会うと、
とても嬉しく感じるものだ
「私も一緒 」と、安心して、ホッと心地よくいられる
それは、その考えが間違っていないとの感覚が生まれるから
一方、違う考え方の人に出会うと、
どちらかが正しくて、どちらかが間違っているのではないかと感じるので、
理解しあえるかどうか、緊張して心地が悪い
でも、この移行の時代、
正しい、間違っているという基準は、通用しなくなっている
大企業の倒産、老舗店舗の信頼の失墜、
今まで「間違いない」とされてきたものが崩壊している社会
すべては、混沌として、あいまいで、矛盾に満ちている
詰め込み教育が批判され、ゆとり教育を実施したところ、やはりそれもまた否定される
価値観は次々とうつろい、枝分かれしていく一方で、
その枝の一本一本はどれも間違っていない
人が知性を持っている限り、
「比較するな」 と言っても無理だ
人は新しいものに出会ったら、
自分の知っているものと比較して理解することからしか始められない
「同じ」とか「違う」とかに注意がいくのも当然だ
だから、同じでもいいし、違ってもいい
そこに、「正しいか、間違っているか」の概念は必要ない
自分と同じだと単純に嬉しいし、違ってもまたおもしろい
そして、無理に人と同じにすることはないし、
人と同じにできない自分に罪悪感を覚える必要などまったくない
目指すは、自然体にして完全オリジナルな存在
これからはひとりひとりがバラバラになってくるだろう
本当に自分自身に誠実になると、人は孤独にならざるを得ない
でも、お互いを尊重する心があれば、孤独は寂しさにはならない
こんなことを考えているとき出会ったのが、
モルダバイトのペンダントヘッド
六茫星(ろくぼうせい)の真ん中に緑の石が光っている
妙に惹かれて即購入したが、
調べてみると、この石こそ、
昔、隕石が地球に衝突したときにできたとされる、希少価値の高い石で、
他のどの石にも属さない完全オリジナル だそうです。。
宇宙と地球の調和をうながすために時空を超えてやってきた叡智の石
透明なガラス質がとってもきれいです