”春を告げる” アブラナ科の花3種を挙げてみました、「ナノハナ/菜の花」が、代表するアブラナ科の花です。
”アブラナ(油菜)” 別名「ナノハナ」(菜の花)、「ナタネ」(菜種)の別名ですので、春のイメージが、広がります。
「ロケット(ルッコラ)」、「イベリス・センペルビレンス」、「スイートアリッサムの花です。
次回に、アブラナ科の花(2)として、「アリッサム・サクサティル」、「エリシマム」の花を挙げる予定です。
最初は、「ロケット(ルッコラ)」の花です。
<「ロケット」>
<ロケット>とは、物騒な話ですが、飛行体ではなく、葉野菜です。
別名では、イタリア語「ルッコラ」 Rucola、和名「キバナスズシロ」(黄花蘿蔔)
学名から「エルカ」 Eruca、英名「ロケットサラダ」 Rocket salad 等の名前も付いています。
英名「ロケット] 」Rocket の名前は、此の野菜のフランス語 <Roquette> に由来するようです。
惚薬の効能が有るとかで、ローマ時代から栽培されていた由
クリーム色の4弁花は、十字型で、花弁には、紫色の筋が入り、中央は、黄色い色をしています。
葉は、胡麻の香りがして、若葉は、主にサラダの材料とされます。
アブラナ科、キバナスズシロ属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名 Eruca vesicaria
十字形の花弁には、淡い茶色の筋脈が入り一層の魅力を
「ロケット」は、花より葉のサラダ等の食材として人気が有ります、”花より団子” なのです。
次のアブラナ科の花は、「イベリス・センペルビレンス」の花です。
花径が1CMと小さい花が集まって、半球状になって咲く可愛らしい花です、甘い香りもします。
4枚の花弁のうち、大きな外側の花弁が2枚、内側が外側よりも小さい花弁が2枚、葉は、細長です。
這性で、花の色は、白、ピンク色が有ります。
「エベリス」は、種類が多いようで、「イベリス・センペルビレンス」の他によく知られている品種は
白い花の一年草「イベリス・アマラ」、赤、桃、紫色の一年草「イベリス・ウンベラタ」I.nmbellata 等が有ります。
皆、英名の 最初 Candytuft (砂糖菓子) の様に可愛らしい花です。
「イベリア」の名前は、昔のスペインの国名<イベリア>由来していて
この国に多く自生していた故の命名とか
アブラナ科、イベリス属、一年(多年草)、西アジア、ヨーロッパ、地中海沿岸原産、学名 Iberis sempervirens
英名 Evergreen candytuft、別名 「トキワナズナ」(常盤薺)、「マガリバナ」(屈曲花)*
*太陽に向かって、花茎が曲がるので付いた漢名のようです。
英名の「キャンディータフト」は、最初は、「イベリス・アマラ」に付けた名前でしたが
今は、「イベリス」全体を別名の此の名前で呼んでいるとのこと
次のアブラナ科の花は、「スイートアリッサム」の花です。
<「スイートアリッサム」>
白い色の小花が、集まりカーペット状に這え広がります、甘い香りがします。
秋、冬から初夏にかけて、花壇の縁取りに植栽されることが多いようです。
「アリッサム」の名前も付いていますが、本当の「アリッサム」は、アリッサム属で、黄色い花を咲かせる
「アリッサム モンタナム」(Alyssum montanum)等が有り
園芸種には、赤、紫、ピンク、黄色などの花色で多彩です。
アブラナ科、ニワナズナ(ロブラリア)属、耐寒性一年草(這性)、地中海沿岸原産
学名 Lobularia maritima、英名 Sweet alyssum
別名「ニワナズナ」(庭薺)、「ニオイナズナ」、「ロブラリア」
下図は、黄色い花を咲かせるロブラリア属の「アリッサム・モンタナ」です。




























