冬は、黒色が似合います、そこで、黒い実を4種載せてみました。
「ネズミモチ」、「トウネズミモチ」、「プリペット」、「カクレミノ」、「シャリンバイ」の熟した黒い実です。
表題 “冬、黒色” に鑑みて、「クロホウシ」(黒法師)と「カラテア ドッティー」を<窓>にしました。
上段の「クロホウシ」(黒法師)、「カラテア・ドッティー」は、寒さに多少弱いので、室内で裁育してるものです。
両者、観葉植物として人気が有ります、特に「カラティア・ドッティー」は、よく目にする「カラティア・マコヤナ」(五色矢羽芭蕉)
とは、一味違った感じのする観葉植物です。
「クロホウシ」 学名 Aeonium arboreum ´Zwartkop`、別名 「アエオニウム」
「カラテア ドッティー」 学名 Calathea roseopicta ´Dottie`
<「ネズミモチ」(鼠黐>
葉が、「モチノキ」(黐の木)の葉に似て、実が、鼠の糞に似ているので此の名前が付いた由
確かに、実は、楕円形で棒状なので、鼠の糞に似てるかも
最初、薄緑色をした実は、徐々に漆黒色に変色します、表面に粉を噴いた様になります。
初夏に、円錐花序に多数の白い花を咲かせ、花冠が4裂して反り返ります。
モクセイ科、イボタノキ属、常緑低木、学名 Ligustrum japonicum、日本、朝鮮半島、中国、台湾原産
下図は、「モチノキ」(黐の木) Ilex integra 、子供の頃に、樹皮を敲いて<鳥黐(トリモチ)>をつくった覚えが ・ ・ ・
因みに、下図が「モチノキ」(黐の木) Iの葉と赤い実です。
次は、上に載せた「ネズミモチ」に似た「トウネズミモチ」(唐鼠黐)です。
<「トウネズミモチ」>
両者の見分け方が難しいですが、 「トウネズミモチ」の実は、「ネズミモチ」の棒状で細長いのに比べて
略、球形で、葉の全葉脈が透けて視えますが、「ネズミモチ」の場合は、主脈のみ透けて視える違いが有ります。
乾燥した実は、<女貞子>の名前の生薬になり、酒に浸した<女貞子酒>は
滋養強壮、白髪防止に効く由、試してみなければと思います。
モクセイ科、イボタノキ属、耐寒性常緑高木、中国原産、学名 Ligstrum lucidum
英名 Chinese privet、 Glossy privet
下図は、両者を比較できる画像です、奥が「トウネズミモチ」で手前が「ネズミモチ」です。
実の形が、解ります。
「プリベット」(「セイヨウイボタノキ」)も黒い小さな実を着けています。
<「プリベット」>
「プリベット」別名「セイヨウイボタノキ」(西洋水蠟の木)も同じ仲間です。
黒くて小さな実を鈴生りに着けます、日本原産の「イボタノキ」(Ligustrum obtusifolium)より
多くの白い小さな花を咲かせます、生垣などに植栽して、芳香も愉しめます。
花冠の先端は、4裂して、2本の雄蕊が突き出ます。
ヨーロッパ、北アフリカ原産のもの Ligustrum vulgare や中国原産のもの L.sinense を総して
「プリペット(プリベット)」 privet と呼んでいるようです。
モクセイ科、イボタノキ属、ヨーロッパ、北アフリカ、中国原産、落葉ー常緑低木、他の別名「ヨウシュイボタノキ」(洋種水蠟の木)
英名 European privet 、Common privet
上に載せた「黒法師」、「ネズミモチ」、「プリペット」の花々です。
左=「黒法師」の花(お借りした物です)、中央=「ネズミモチ」の花、右=「プリペット」の花
<各画像、クリックで拡大表示します>
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。
高原に冬の到来です、山も湖畔も白一色です。
尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。
<下図をクリックして御覧下さい>